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記事全文を読む→人口53万人なのに野良ねこ100万匹以上!ねこ天国「マルタ共和国」の実態が映画化
近年の旅行事情を見ると、田代島(宮城県)や青島(愛媛県)といった「猫島」が人気の観光スポットとなっている。2016年に旅行会社が行った「行ってみたい!世界の猫スポットランキング」調査で見事1位に輝き、世界でも有数の「猫好きのパラダイス」として知られるのが、地中海に浮かぶ小さな島国「マルタ共和国」だ。
イタリアのシチリア島の南に位置するマルタ共和国は、淡路島ほどの大きさ。長い歴史の中で、西ヨーロッパやアフリカやイスラムなど、様々な民族に支配されてきたことで、独自の文化を形成した。その名残ともいえる巨石神殿や要塞都市が、島内のいたるところに点在している。首都バレッタは、世界遺産に登録されている。
そんなマルタ共和国の人口は、およそ53万人。ところが、いわゆる野良を含めた猫の数は、その倍にあたる100万匹以上だというから驚く。トラベルライターが解説する。
「マルタが現在のような『猫の島』になったきっかけは、エジプト王朝時代、島の漁師が船荷を鼠から守る目的で猫を連れてきたのが始まり、とされています。その褒美に漁師たちが魚を与えたことで猫がどんどん増え、島のいたるところに住み着くようになったそうです」
さらに、マルタの文化や生活習慣に大きな影響を及ぼしたイスラムが、犬を不浄の動物としたことで、マルタの都市部には野犬が存在せず、これも猫が増えた一因だとされる。
やがて「人間と猫と共存共栄する島」として知られるようになったマルタ共和国には、ボランティアが運営する猫の保護施設が複数、設立されている。
そんな「世界屈指の猫島」に迫ったドキュメンタリー映画「ねこしま(原題:Cats of Malta)」が、2025年1月に公開されることになった。この作品は、島の美しい大自然の中で暮らす猫たちの日常と、地元の給餌者、巨大な「猫像」を製作するアーティスト、さらには猫の世話に愛情を注ぐNGOスタッフへのインタビューなどを交えて構成されている。
メガホンを執ったポルテッリ監督は、
「マルタの猫たちは自立心旺盛でたくましい。この島ならではの風景と、猫好きには覚えのある情景を楽しんでもらえれば」
とコメントしているが、猫好きにとっては公開が待ち遠しい1作だろう。
(灯倫太郎)
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