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記事全文を読む→【NHKおむすび】描写スルー・謎のつじつま・重大事を無視…視聴者を憤激させた「唖然ポイント」4連発
まさに全視聴者を驚かせる、ツッコミどころ満載の出来事が次々と描写される事態に――。
これは11月13日放送のNHK連続テレビ小説「おむすび」第33回でのことだが、順番に説明していくことにしよう。
前日の第32回で、お互いに好意を持っていることがわかりながらも交際には発展しなかった、ヒロインの米田結(橋本環奈)と、福岡西高校野球部の1年生エース・四ツ木翔也(佐野勇斗)。野球に専念する決意の四ツ木は、甲子園出場を決めたら結に告白すると宣言した。それまではメル友として、結が栄養に関する知識を四ツ木に伝えるという形で連絡を取り合うことになった。
しかし四ツ木は2年生の春と夏、さらには3年生の春も甲子園出場を逃したことが、ナレーションベースで語られたのだ。
それからあっという間に時は過ぎて、平成16年(2004年)から平成18年(2006年)へ。結にとって高校生活最後の夏が始まったのだ。ここが「第一の唖然ポイント」である。
なにしろ、ここまで32話も費やして半年も進まなかったのが、いきなり2年経過である。結と四ツ木の関係性、ハギャレンの活動や書道部など、もう少し丁寧な描写があってもいいのに。
「第二の唖然ポイント」は、結が3年生の夏になってもまだ進路が決まらない、つまりはやりたいことが見つからない状態であることだ。四ツ木はもちろん、クラスメイトやハギャレンの仲間たちもそれぞれ進路を決めたり、社会に巣立ったりしているにもかかわらず、結だけは2年前となんら変わらない。この2年間、栄養に関する知識はそれなりに蓄えたはずなのだが…。
そして、視聴者がひっくり返るような仰天の事実を告白したのが、結の母・愛子(麻生久美子)だ。やりたいことがわからないと悩む結に、愛子は「結と同い年の時には、お姉ちゃんがお腹にいたから」として、高校生の頃にやりたいことができなかったと明かしたのだ。これが「第三の唖然ポイント」で、
「結の母親は17歳の頃、結の姉・歩(仲里依紗)を妊娠していたということ。結は1989年1月生まれ。8歳年上の設定の歩は1980年度の生まれということになり、愛子が高校3年生だったのは1979年度となります。そうすると愛子は1961年度の生まれで、1958年度生まれ設定の結の父・聖人(北村有起哉)とは3歳差ということに。20歳の聖人は神戸で理容師になるべく弟子入りしているのですが、神戸に住んでいた聖人と名古屋のスケバン女子高生だった愛子ははたして、どこでどうやって知り合って交際に発展して、妊娠までしたのか…。謎は深まるばかりで、視聴者からは『歩は聖人の子ではないのでは?』という考察まで飛び出す始末です」(ドラマ評論家)
さらに、多くの視聴者にとって、納得がいかない問題がある。結の高校1年の秋から高3の夏までが省略されたせいで、この間に起きていた、福岡県民にとっては忘れることのできない「ある出来事」が描かれなかったのだ。
「2005年3月20日に福岡県北西沖の玄界灘で発生した、福岡県西方沖地震ですね。マグニチュード7.0、最大震度6弱は、福岡で起きた史上最大の地震。幸い、死者は1名にとどまったものの、負傷者約1200名、住家全壊約140棟の大きな被害を出したのです。糸島付近でも被害は大きく、幼い頃に阪神淡路大震災を経験して心に大きなトラウマがある結にとっては、高1の最後に起きた大地震のショックはかなりのものだったはず。ところがこの地震に関する描写は一切スルーで、結は呑気に高校最後の夏を迎えています」(前出・ドラマ評論家)
これで唖然とするのは4回目となったが、制作サイドがこの地震を知らなかった…なんてことはないだろう。描写を避けた意図はどこにあるのか。多くの視聴者のモヤモヤが解消されることはあるのだろうか。
(石見剣)
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