芸能

「パクリ」被害を訴えた宮迫博之VSラジオ番組で糾弾してヘイトを煽る岡村隆史

 ナインティナインの岡村隆史がラジオ番組で、かつての盟友に対して憤慨した。

 それは12月5日放送の「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)でのことだ。元雨上がり決死隊・宮迫博之が、格闘家・瓜田純士とYouTubeで対談した際に披露した話にカチンときたというのだ。

 宮迫らが頑張っていた番組が終了し、後輩がその後番組を任されることになった。ここまで聞いた岡村は、宮迫が「頑張っていた番組」が、雨上がり決死隊やナイナイが出ていた「吉本印天然素材」(日本テレビ系)であり、その後番組こそ、今も続くナイナイの冠番組「ぐるぐるナインティナイン」だと直感したのである。宮迫が問題のYouTube動画で言うには、

「一緒にやっていた信頼できる番組スタッフに、将来に生かせるように様々な企画をメモしたノートを渡したら、後輩がやる番組で、ノートに書いていた企画がそのまま放送されていた」

 岡村はここまでを語ると、声を荒らげて憤った。

「そんなことある? 自分のやりたい企画を、そのままスタッフに渡すなんてこと、ありうる? ほんなら、誰に渡してん。どの企画か教えて!」

 念のため、放送当時から付き合いのある「ぐるナイ」のスタッフに確認したところ、みなが「いや、ないね」と、宮迫の「告発」を否定したというのだ。

 宮迫の話は約1年前、瓜田のYouTubeチャンネル「瓜田夫婦」で展開されている。それによると、宮迫は「吉本印天然素材」のスタッフから飲みに誘われ、バーで話していた際、温めていた企画を書き溜めたノートを「見せてくれ」と言われて見せることに。するとそのスタッフは「面白いじゃん」と好反応。さらに「どこかのタイミングでこれが生かせることがあるかもしれないから、このノートを預かっておくね」と言われ、宮迫は素直にそのスタッフに渡したのだとか。

 すると1~2カ月後、東京で仕事があった宮迫がホテルで何気なく「吉本印天然素材」の後番組を見ていたところ、「俺の企画ノートの企画をやっていた。丸々」と感じたのだった。

 この「事件」、どちらに問題があると考えればいいのか。まず岡村については、1年前の宮迫の話をずっと根に持っていたにせよ、それを掘り返して宮迫不在の場で糾弾するやり口はどうなのか、という点。

 では宮迫はというと、YouTubeの中でナイナイが悪いとは言っておらず、配慮して番組名やナイナイの名前を出さずにいる。

 にもかかわらず、岡村は真っ先に番組名などを晒した上で、しかも「ぐるナイ」のスタッフに確認までして、宮迫に批判が向かうよう仕向けている…と言えるのではないか。

 こうしたパクリ事情について、ベテラン放送作家が内情を明かす。

「企画のパクリは残念ながら、よくある話。自分がある局に向けて書いた企画書が、どういうわけか別の局で放送されていることがあります。こうした仕打ちは、パクられた相手は強烈に覚えています。宮迫もおそらく、そうなんでしょう」

 岡村は当時から付き合いのあるスタッフに確かめて「そんなことはない」という返事をもらったことについても、

「パクッた相手が正直に『パクリました』とは、口が裂けても言わないでしょう」(前出・ベテラン放送作家)

 ちなみに宮迫が言う「スタッフ」だが、彼はYouTubeで「自分より年上で、役職は言わない」と語っていた。つまり番組の制作会社や局内の人間ではなく、外部の作家という可能性もある。そうした詳細を宮迫から聞き出さず、あえてバラした岡村にこそ、問題があるのではないだろうか。

(朝霞裕也)

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