アスリートにまつわる疑問のひとつに「試合前日に男女の行為はOKなのか」というものがある。もちろん競技によって事情は異なるだろうが、これに真正面から答えたのは、サッカー元日本代表の城彰二氏だ。
「そういうルールはない。自由。個人事業主だから」
自身のYouTubeチャンネルでそう断言した城氏が言うには、「行為」にまつわる禁止令はなかったというが、実際はできなかった。スペインリーグ時代の、試合前日の行動を明かすには、
「ホームのスタジアムがバリャドリードの街にあるんだけど、わざわざ30キロぐらい離れた違う街のホテルに泊まって静養して、また30キロかけてホームスタジアムに行く。家からなら10分で行くんだけど、あえてそうする。狙いとしては、性的なことをやめましょうということ」
さらにこんな理由も。
「スペインは皿洗いしたり、掃除機をかけたり、犬の散歩に行ったりと、旦那さんの仕事が多い。試合の前日にそんなことをすると疲れがたまってダメだから、ホテルに泊まる」
日本代表やJリーグも同様で、試合前日はホテルに泊まり、外出禁止になっていた。ところが城氏はアッサリと、こう告白している。
「俺は守ったことない。ジェフ市原は五井駅のホテルに前泊する。(夜)8時か9時に食事を終えて部屋に戻るんだけど、私服に着替えて五井から六本木までタクシーで。何万かかったかな。夜の11時半頃に(六本木に)着いて、飲んで遊んで朝の6時ぐらいに六本木を出る。8時半からの食事に何食わぬ顔をして出て、出発までの2、3時間で寝る」
体力が有り余っていたという城氏。朝帰り生活でもゴールを量産していたのは、さすがである。
(鈴木誠)