スポーツ

森保ジャパン「0-1負け」オーストラリア戦の新戦力を城彰二はどう見たか

 すでにW杯出場を決めていることもあり、森保ジャパンが新メンバーを多数招集して望んだFIFAワールドカップ26アジア最終予選のオーストラリア戦は、0-1の完敗。9人がアジア最終予選初先発となったこの試合を、元日本代表の城彰二史が自身のYouTubeチャンネルでズバッとジャッジした。

「新しい選手を招集して、スターティングメンバーも新しい選手に切り替えて、狙いとしてはバックアップというか、層を作ること」

 新たな戦力で目立った選手として俵積田晃太を挙げ、さらに大橋祐紀もよかったと評価した。

「体が強いですし、駆け引きの中でポストに入ってきたり、裏で受けるタイミングは非常によかった。守備から攻撃へという意識も強かった」

 1年2カ月ぶりに招集された佐野海舟は、目立ったプレーは少なかったものの、

「相手がボールを持ったら潰しにいける選手だが、日本がボールキープをしている状況なので、存在感をアピールできなかったかもしれない。でも藤田とのバランスの取り方、いいポジションを取っている」

 これらの選手よりもよかったというのが、鈴木唯人と平河悠だ。

「片鱗を見せたのは鈴木唯人選手。中盤でボールを受けて、前が空いたらドリブルでシュートまでもっていった。視野が広く、ドリブルからシュートまでの完成度が高い。アグレッシブで体も強いですし、テクニックもある。平河選手は守備を固めているオーストリアに対してミドルシュートを右と左で打ったが、非常にパンチ力がある」

 試合には敗れたものの、収穫はあったと城氏は評価する。敗戦の原因はこう分析した。

「ボール保持率は高かったが、外でボールを回してしまう。相手の守備陣形を崩しきれなかった。藤田や鎌田が落ちてきて、相手のブロックを崩そうという意思はあったけど、オーストラリアの守備が集中を切らしていなかったので、こじ開けられなかった。(失点は)オーストラリアがスキをうまく突いた。あれが3バックのもろさ」

 この試合で躍動した新戦力が、W杯本大会で活躍してくれると期待したい。

(鈴木誠)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「ヒルナンデス!」「しゃべくり007」終了報道の裏で持ち上がる「本当に打ち切りたい番組」深刻事情
2
元選手が続々暴露!サッカー日本代表トルシエ監督の嫌われっぷりがスゴすぎた
3
「青春18きっぷ」夏季用発売でも鉄道ファンが「もう興味がない」末期症状
4
相撲協会退職の宮城野親方「強力すぎる特大後援者」のおかげで第2の人生は安泰
5
宮城野親方の退職を喜ぶ人は「いつか地獄の日を味わう」元ライバル力士が怒りの「警告」