太川陽介が元祖「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)を引退してから約5年、現在は「バスvs鉄道 乗り継ぎ対決旅」など、対決方式のバス旅を3つも担当しているが、元祖バス旅を再開してほしいと望む声がやむことはない。かつての相棒だった蛭子能収に代わるパートナーとともに、日本全国を旅してほしいというのである。
とはいえ、再開がいかに難しいことか、太川がYouTubeチャンネルで行っている単独バス旅「シン・バス旅」で露呈した。最新の配信は長野県を舞台にしたものだが、そこでありえないミスを連発しているのだ。
まずはスタート直後、乗る予定だったバスを反対車線のバス停で待っていて、乗り過ごしてしまう。さらに長野では、乗り換えられるバスが多い長野ターミナルをスルーして、長野駅まで行ってしまう。
どちらも通常の太川なら絶対にしないミスだが、テレビ誌記者は「疲れ」を原因に挙げた。
「太川は3月に放送された『ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅23』の撮影翌日にこの長野旅のロケをやったので、明らかに疲れていました。最初のミスは、すぐに対向車線のバス停を確認しなかったことで起きています。次のミスも、運転手にどこで降りたらいいのか聞いておくべきなのに、しなかったから起きたこと。どちらも疲れて確認を怠ったからです」
対決方式のバス旅は1泊2日でロケが行われるが、元祖バス旅は3泊4日なので3日目には疲れがたまり、大きなミスを犯すことが容易に想像できる。
「ただでさえバス旅は3日目にミスやアクシデントが発生することが多く、『魔の3日目』と呼ばれていました。昔の太川はなんとか対処していましたが、今はもう無理でしょう。番組が成り立たなくなる失敗をしでかすかもしれません。やはりテレビ番組としての元祖バス旅再開は難しいでしょうね」(前出・テレビ誌記者)
残念だが、1泊2日のバス対決旅で我慢するしかなさそうだ。
(鈴木誠)