芸能
Posted on 2025年03月04日 17:59

ポリコレを黙らせたNHK大河「べらぼう」小芝風花の熱演「寝取られシーン」がスゴかった

2025年03月04日 17:59

 NHKが攻めまくっている。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第9回「玉菊燈籠恋の地獄」で、伝説の悲劇の花魁「5代目瀬川」を演じる小芝風花が初恋の相手、蔦谷重三郎(横浜流星)の目の前で上客に奉仕するシーンを熱演したのだ。

 高利貸しで財をなした鳥山検校への身請け話が出た5代目瀬川と「駆け落ち」を考える蔦重が、吉原の遊郭「松葉屋」にやってくる。主人の半左衛門がおもむろに襖を開けると、着物を脱ぎ捨てた瀬川のあられもない姿と男性客の喘ぎ声を、嫌というほど見せつけられるのだった。

「どれだけ飾り立てたって、これが瀬川のつとめよ。年に2日の休みを除いて、ほぼ毎日がこれだ」

 身請けを断れば瀬川は年季明けまで毎日、昼夜の2回、客を取り続ける現実を知らしめたのだった。

 ヤマザキ「ランチパック」のテレビCMで清楚な会社員を演じる小芝のラブシーンだけに、その衝撃は大きかった。

 第1話では、過酷な環境で病死した遊女達が着物を剥がされ、そのまま捨てられるシーンが賛否を呼んだ。批判の多くは「子供に見せられない」「女性をなんだと思っているんだ」というポリティカルコレクトネスを盾にしたマウント。だが今回の情交シーンにはポリコレもダンマリだ。それだけ色香漂う小芝の熱演が素晴らしかったのと、眉毛を剃った鬼婆女将、水野美紀演じるいねのセリフが恐ろしくも愛に満ちていた。

「あんたこの先、どうやって生きていくつもりだったんだい。追われる身になってどこに住むんだい。あんた養おうとあいつは博打、あいつ養おうとあんたは夜鷹。(夜の世界で生きてきた女郎の)なれのはてなんてそんなもんさ。それが幸せか? ああ? 幸せか? それのどこが幸せなんだって聞いてんだよ」

「ここは不幸なところさ。けど、人生をガラリと変えるような事が起きないわけじゃない。そういう背中を女郎に見せる務めが瀬川にはあるんじゃないかい。瀬川を背負うというのは、そういうことだと思うけどね」

 瀬川が上客の身請けを断れば、体を壊すか性病で命を落とし、他の女郎も5代目瀬川に続いて、富豪に身請けされ自由の身になる機会が奪われる。あの寝取られシーンがあってこその説得力だ。

 江戸時代の庶民はそうして身請けされた花魁、年季の明けた女郎に優しかった。家が貧しいせいで親に売られた、不幸な身の上を知っているからだ。銭湯や温泉に行けば、小さな男児でも女性入浴客の体を目にする。なのにNHKドラマのワンシーンに目くじらを立てる現代人こそが、令和の世をつまらなくさせている。

(那須優子)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年07月21日 13:00

    この3連休中に出た熱愛報道に驚いた人は多かったのではないか。川口春奈とサッカー日本代表キャプテン・板倉滉が交際1年であり、結婚するというのだ。板倉は昨年8月からオランダの名門チーム「アヤックス・アムステルダム」でプレーしているが、川口はオラ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年07月22日 11:30

    「ここは立ち見席じゃないので捌(は)けてください!」こう警察官が叫ぶのも無理はない。7月21日11時前、千葉県柏市にある「セブンパークアリオ柏」の屋外広場に集まったのは、ざっと目算で、2500人超。そのうち、2000人ほどは屋外広場内のイベ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月27日 11:00

    二転三転したサッカー日本代表の次期監督問題、どうもスッキリしないのはなぜか。日本サッカー協会(JFA)は北中米W杯で指揮を執った森保一監督を、来年1月に開幕するアジアカップ(2027年1月7日から2月5日・サウジアラビア))まで続投させるこ...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/21発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク