芸能
Posted on 2025年03月11日 09:59

R-1優勝でも「友田オレ」によぎる不安…バラエティー番組での「トーク力」ポテンシャル

2025年03月11日 09:59

 ファイナリストのメンツを見た時は、「フジテレビのスポンサー離れを逆手に取って、下ネタを解禁したら最強」と、個人的にずっと推しているルシファー吉岡に期待を寄せたものの、今年の審査員は友近と佐久間一行が加わって7人体制になると知り、途端にイヤな予感がした。「ピン芸で誰がいちばん面白いか」を決定する「R-1グランプリ」(フジテレビ系)のことだ。

 というのも「佐久間は下ネタが大嫌い」として知られているので、そうなると、ルシファーが一気に不利になる。

「佐久間対策」というわけでもなかろうが、結局のところ、ルシファーは下ネタを封印。3月8日放送の決勝では「『外見が菅田将暉と入れ替わったら』という話題を居酒屋で討論している様子」といったネタを披露するも不発気味で、ファイナルステージ進出はならなかった。

 もうひとりの推し、紅一点の吉住も「もしかしたら、ゆりあんレトリィバァ以来の『THE W』との2冠に輝くかもしれない」と期待していたが、これも残念ながら敗退。

 結局、ファイナルステージに駒を進めたのは、田津原理音×ハギノリザードマン×友田オレの3人だった。

 しかしいろんな笑いの方法論がある中で、揃いも揃って3人ともフリップを使用するネタをもってくるとは、どうにも創造性の欠如を感じる。結局、優勝したのは若干23歳で最年少王者となった、友田オレだった。

 その友田が展開したネタは、ファイナルステージはフリップを用いたものの、基本は歌ネタ。もはやどぶろっく以外の歌ネタにはなんの興味もない私は、「ああ、またこのタイプか」とシラけてしまった。

 しかし、この友田オレ、「最年少王者」の話題性と、若いだけにちょっと見た目がいいこともあって、今後は他のバラエティー番組で見かける機会が増えるに違いない。

 なんといっても、2024年王者の街裏ぴんくが、あのルックスにクセ強、大声でホラ話をするだけの芸風で、エピソードトークを披露したとて「それもホラ?」となってしまうのがオチ。優勝後にバラエティー番組で活躍していた印象はなく、結局はウエストランドの井口浩之が言い放った「R-1には夢がない」を体現していた。その反動で選ばれたのかもしれない。

 ただし、懸念もある。ネタ以外のトーク力や瞬発力が試される場面において、友田がはたしてどのくらいのポテンシャルを持っているのか、だ。少なくとも、ネタ後や王者となった感想を求められた際のトークを見た限りでは、気の利いたことを言えるタイプとは感じなかった。

 それこそ優勝直後に出演した「ワイドナショー」(フジテレビ系)でフリートークが苦手なことがバレてしまい、その後、早々にテレビで見なくなった、2023年王者の田津原理音のようなことにならなければいいが…。

(堀江南/テレビソムリエ)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/13発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク