スポーツ
Posted on 2025年05月12日 17:59

「マジ、うざい」DeNAバウアーがイライラ爆発の広島「ゴキブリ野球」の賛否

2025年05月12日 17:59

 今季、広島カープの打線が大きな変革を見せている。これまでの「好球必打」の早打ち一辺倒から、大胆に「粘りの選球」を重んじるスタイルへと舵を切ったのだ。追い込まれてもボールを見極め、四球で出塁することで相手投手に球数を投げさせ、制球を乱す。そうした攻め方は、まるで岡田政権時、四球査定導入直後の阪神タイガース打線を思わせる。

 振り返れば4月18日の阪神戦では、2回にわずか1イニングで54球を投げさせ、村上頌樹を苦しめる粘りの打撃。菊池涼介の適時二塁打を皮切りに、会沢翼や二俣翔一がフルカウントから粘りに粘って四球を選び、打線がつなぐ形で一挙5得点を奪った。その粘りは「ゴキブリ野球」と呼ばれ、賛否を呼んでいる。

 このスタイルには、対戦投手も思うところがあるようだ。DeNAのトレバー・バウアーは自身のYouTubeで、本音を爆発させている。

「こいつの目的は四球を取ること。ただただ球数稼ぐ」

「まさにその通りにやられてる。ヒット狙う気ないくせに、球数だけ稼がせてくるやつ、ホント厄介」

「で、またフォアボール。マジうざい。ヒット狙ってすらない打席とか超イラつくわ」

 これは5月9日の登板を振り返り、イライラがMAXに達した様子を赤裸々に語ったものだ。

 この攻め方の利点は、安打に頼らずとも得点機会を作れる点にある。事実、昨季平均1.97だったチーム四球数は今季、2.62に大幅アップし、出塁率向上が得点力に繋がっている。新井貴浩監督も「うちらしい、いい攻撃」と評価し、「四球アップ作戦」を続行中だ。

 もっとも、球界全体で試合時間短縮が強く求められている中、この粘り型野球はそれに逆行している、との指摘がある。メジャーリーグではピッチクロック導入などで平均試合時間を2時間半前後に抑える改革を断行し、日本球界も導入を検討している。そんな流れの中、1打席あたり20球も要する打撃スタイルは、相手チームだけでなく、ファンの反感を買いやすいといえよう。

 とはいえ、

「日本のバッターは追い込まれてからファウルを打つ技術が本当に高い」

 とリスペクトを忘れなかったバウアー。賛否両論ある広島の粘り打法だが、今季は長打力も大幅に向上しているだけに、場面に応じて攻めのスタイルを切り替えていく必要がありそうだ。

(ケン高田)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク