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Posted on 2025年05月28日 05:58

「全日本大学駅伝」予選会敗退の東洋大はなぜ弱体化してしまったのか

2025年05月28日 05:58

 まさかなのか、来るべき時が訪れたのか、「鉄紺」の愛称で駅伝ファンに愛される東洋大学がピンチを迎えている。11月2日に行われる「全日本大学駅伝」(通称・伊勢路)の関東地区選考会(5月24日)で、東洋大は出場権獲得ラインの7位に11秒36及ばず、8位敗退。本大会の連続出場は「17」でストップした。

 東洋大といえば、名将・酒井俊幸監督のもと、「山の神」として活躍した柏原竜二氏が箱根駅伝で3度(2009年、2010年、2012年)の総合優勝に導き、それ以降も駅伝の伝統校として名を馳せてきた。スポーツライターが言う。

「箱根では2014年の総合優勝を最後に、優勝争いはするものの、いつしか青山学院大と駒澤大に主役の座を奪われてしまいました。東洋大は2015年の全日本で優勝した実績がありますが、秋の伊勢路を走れないとなれば、選手たちは大舞台での経験値を積むことができず、大きな痛手になります」

 このままでは20大会連続でシード権を守っている正月の箱根駅伝にも、影響が出るのは必至だが、なぜ伝統校は弱体化してしまったのか。

「2021年には中学、高校で世代を牽引してきた石田洸介氏(現・SUBARU)が進学し、名門復活が期待されました。しかし駅伝で戦うための選手層の薄さは解消されず、スーパースターが1人いても、青学や駒澤のようにエース級がゴロゴロいるチームとの差は開くばかりでした」(前出・スポーツライター)

 弱体化の要因には、あのスローガンも影響しているようで、

「2011年の箱根で3連覇を目指した時、早稲田大にわずか21秒差で敗れたわけですが、これ以降『その1秒をけずりだせ』がチームの代名詞になりました。それから14年が経ち、スローガンが当たり前になりすぎたのか、酒井監督が檄を飛ばしても、なかなか選手に響かなくなってしまったそうです」(前出・スポーツライター)

 はたして「鉄紺」は、ドン底から這い上がることができるのか。正月の箱根路で伝統校らしい走りを見せてほしいものだ。

(海原牧人)

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