スポーツ
Posted on 2025年07月01日 22:00

レジェンドOBがズバリ!クラブW杯「3戦全敗」の浦和レッズに足りなかったのは「強度と個」

2025年07月01日 22:00

 日本の代表としてFIFAクラブワールドカップ2025に出場した浦和レッズだったが、結果は無残な3戦全敗となり、グループリーグで敗退した。浦和には何が足りなかったのか。クラブのレジェンドで元日本代表の鈴木啓太氏が、自身のYouTubeチャンネルで苦言を呈した。

 鈴木氏はまず、クラブW杯がトーナメントからグループリーグ制へと変わり、一発勝負ではなくなったことで、力の差が出やすい大会になると考えていたが、まさにその通りになったと指摘した。
「厳しい結果に終わった。通用した点もあるけれど、世界との差は大きい。特にインテンシティ、強度に関しては、世界とJリーグの差があるなと感じました」

 目立ったのは個の違いだ。
「全体的に見てものすごくいい、ものすごく悪いということはない。浦和は組織的にプレーして統率が取れている。違いは個。一瞬のボールタッチのスピードや、パス、プレーのスピードが違う。また、勝負どころでのパワーのかけ方は、全体的に足りない。世界レベルでは足りないと言わざるをえないのかなと思います」

 チームとしてだけでなく、選手個人を見ても差はあったと感じたそうで、
「松尾佑介や金子拓郎など、前の選手のプレーは印象的ではあったものの、トップクラスの選手と比べると、成長してほしいところはたくさんあります。ただ、一瞬で相手を置いていくプレーは十分、通用していた」

 厳しい結果には終わったものの、収穫はあると、鈴木氏は前向きに捉えた。
「国際試合はサッカーの種類というか、感覚が違う。Jリーグの他のチームが経験していないことを経験して、強くなっていける。実際にピッチで戦った選手と、映像で見ている選手は全く違います。その経験を生かしてほしい。これは浦和レッズと選手にとって、今後の糧になると思う」

 今回の経験が、ひいては日本サッカーの糧になることだろう。Jリーグがさらに魅力のあるリーグになってほしい。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク