スポーツ
Posted on 2025年05月28日 05:59

本人激白!浦和レッズのバンディエラに引退を決意させた「サポーターの愛」

2025年05月28日 05:59

 サッカー元浦和レッズの鈴木啓太氏が、早すぎる引退について、前園真聖氏のYouTubeチャンネルで当時の心境を明らかにした。

 鈴木氏は浦和で15年にわたってプレーしたバンディエラ。2015年に不整脈やケガが原因で浦和との契約を満了したが、カテゴリーを落として現役を続けることは可能だった。

「2014年11月に不整脈が試合中に出て、1年間はプレーしたんですが、戻らなかった。自分が思い描いているようにできなかった。苦しくなって走れない。カテゴリーを落としてやるか、100%でできないけどやるか、どうしようという時に、あるチームからオファーをいただいた。もう浦和のためにプレーできないことはわかっていたので、SNSで発表した」

 するとサポーターから、多くのメッセージが寄せられる。

「『どこに行っても応援している』とか『どこのユニフォーム着ててもプレーを見たい』と言われた時に、浦和のサポーターは浦和のことが大好きで、その愛をもらってきて、この人たちの前でサッカーをやめたいと思ったんですね。続けるのも喜んでもらえるかもしれないけど、僕の気持ちが他のユニフォームを着れないなと、浦和のサポーターの前で引退したいというのがあったので、その時に(引退することを)決めた」

 なんとサポーターの愛の大きさゆえに、移籍を選ばず引退を決意したというのである。

 同じように引退を決意した浦和の選手がもうひとりいる。前身の三菱自動車工業サッカー部から浦和一筋の、福田正博氏だ。福田氏の引退をサッカーライターが振り返る。

「『ミスターレッズ』と呼ばれて1989年から2002年までプレーし、浦和が『Jリーグのお荷物』と呼ばれた時期も、J2に落ちてもチームを離れることはありませんでした。2002年に浦和と契約満了になり、他チームでプレーすることを考えましたが、浦和以外のユニフォームを着て浦和と戦う自分が想像できないとして、引退しています。福田氏にそう思わせたのは、やはり浦和のサポーターでした」

 世界一のサポーターと評価されていることを証明する、バンディエラ2人の引退であった。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/8発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク