社会
Posted on 2025年06月03日 17:58

「駅弁は食べない」「新幹線利用は消極的」一般人が知らない「鉄道マニア」の意外な習性

2025年06月03日 17:58

 問題を起こしてばかりいる「撮り鉄」を筆頭に、鉄道マニアはなにかと誤解されがちだ。だが一般の人からすれば、意外な一面を持っている。

 よく誤解されるのは「鉄道好きは駅弁をたくさん食べている」だ。駅弁を食べるために日本各地を旅する「駅弁鉄」は数多く食べるが、これは少数派。撮り鉄は撮影地に鉄道ではなく車を利用するため、駅に近寄ることはなく、よって駅弁を食べることもない。

「撮影時の食事はコンビニのおにぎりや調理パンなど、片手で簡単に食べられるもので済ませます。目当ての列車を待っている間に、線路脇で食べることが多いですね。駅弁に興味がないわけではありませんが、めったに食べないのは事実です」(撮り鉄・40代男性)

 駅に行く機会が多い「乗り鉄」も、実はそれほど食べないとか。

「今や駅弁はひとつ1000円以上が当たり前で、2000円を越えるものも珍しくありません。そのお金があったら、食事は安く済ませて旅費に充てたいんです。それに駅弁を食べるよりも、旅先の名物料理か、地元の人たちが行く定食屋に入りたい。駅弁でお腹を埋めてしまうのはもったいない気がします」(乗り鉄・30代女性)

 新幹線に対する姿勢も同じで、一般の人が思うほど強いものではない。まず撮り鉄の意見は、

「蒸気機関車ばかり撮っているマニアはそれなりにいますが、新幹線専門という人は撮り鉄全体からすると、数えるほどしかいません。残ったドクターイエロー1編成が引退すれば、新幹線を撮る人はさらに減るでしょう。なぜ少ないのかといえば、新幹線の線路はほとんどが高架なので、きれいに撮れる場所が少なく、撮っていてあまり面白くないんですよ」(撮り鉄・50代男性)

 乗り鉄も積極的に利用するほどではないといい、

「新幹線は速くて便利ですが、旅情に欠けるので、あくまで交通手段のひとつという認識です。新幹線で目的地まで行き、その地方のローカル線を楽しむ、という使い方をしますね。であれば、飛行機でもいいわけです。格安航空会社は曜日や目的地によってすごく安くなることがあるので、僕は情報を常にチェックしている。安い航空券があったらそれによって目的地を決め、地方に行って乗り鉄するということをよくやっています」(乗り鉄・20代男性)

 オタク趣味は非オタにはなかなか理解しがたいが、鉄道ファンの思考はよりわかりづらいものなのである。

(海野久泰)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年03月01日 08:30

    3月16日の確定申告期限が刻一刻と迫る中、国税当局が不穏な動きを見せている。ターゲットは、SNSやマッチングアプリを主戦場に男性らから多額の「手当」を吸い上げるパパ活女子、そして華やかな生活を売りにするインフルエンサーたちだ。かつては「男女...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    エンタメ
    2026年03月03日 07:00

    小学館の漫画アプリ「マンガワン」をめぐる問題が、波紋を広げている。発端は、過去に児童買春・ポルノ禁止法違反で罰金刑を受けていた漫画家が、別名義で新連載を開始していたことだ。編集部は起用判断の不備を認め、当該作品の配信停止と単行本の出荷停止を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月05日 15:30

    ロケット打ち上げが、また失敗した。宇宙事業会社スペースワン(東京都港区)が3月5日午前に、和歌山県串本町のロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられた小型ロケット「カイロス」3号機は上空で飛行中断。打ち上げから4分後の措置だった。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/24発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク