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Posted on 2025年06月16日 17:58

阿部寛&永野芽郁「キャスター」最終回に「強い残尿感」で「続編狙いかよ!」の実現度

2025年06月16日 17:58

 初回こそ世帯視聴率14.2%と好スタートであったものの、途中、永野芽郁の二股不倫スキャンダルというノイズのせいで視聴率は下がる一方だった、TBS日曜劇場「キャスター」。最終回を目前に控えた第8話と第9話はひと桁台に落ち込んだが、6月15日の最終回は12.0%に回復した。

「阿部寛・主演」に対する期待と、TBSお得意の「社会派ドラマ」というイメージを勝手に抱き、骨太なストーリーが展開されるのかと思いきや…。

 実在の事件や事故をモデルにしたようなストーリーである上、解決の糸口や結末があまりにもご都合主義。阿部演じる主人公・進藤の荒唐無稽すぎる行動に「ニュースキャスターが、そんな探偵やスパイみたいなことするかいな」とツッコミを入れたくなる場面があまりにも多かった。永野のスキャンダルは別にしても、視聴し続けるにはなかなかの忍耐を必要とする作品だった。

 それが最終回で視聴率を盛り返した理由は、ここまで律儀に離脱せず視聴してきたのだから、最後まで見届けてやる、という意地のようなものか。はたまた不倫騒動以降、回を重ねるごとに出番が減っていく永野が、最終回でどんな扱いをされているのか、という意地の悪い好奇心によるものだろう。

 SNSでは最終回の放送直後から「続編がありそう」といった期待の声や、ラストでのみ「謎の男」として登場した寺西拓人(timelesz)が「気になる」といった声で賑わっていたが。個人的にはヒコロヒー演じる清掃員の鍋田が何者なのか、その正体が暴かれるのかと思ったら、そこは謎のままでモヤモヤ。

 正直、この「キャスター」に限らず、ミステリー要素のあるドラマで、真犯人と思われていた人物が最終回になって「真実はこういうことだったのだ」と延々と明かす展開は、クイズ番組における「最終問題の正解者には100万ポイントを差し上げます」といった、雑などんでん返しのようで嫌いだ。今の今まで出てこなかった人物が、とんでもなく怪しい「謎の男」としてラストに登場するという演出も、残尿感が強くてスッキリしない。「綺麗にまとめて終わらせてくれよ」と思ってしまう。

 多くの人間が予想するように、「続編」でもなければ収拾がつかない終わらせ方だったのは事実。とはいえ、肝心の阿部が、先日発表された「VIVANT」の続編には必ず出演するだろうから、直ちに続編撮影というわけにはいかないはず。いや、たとえ次回作があったとしても、永野が出演することはないと思われるが…。

(堀江南/テレビソムリエ)

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