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記事全文を読む→加藤哲郎(元近鉄)ホストや焼き肉店経営を経て「プロ雀士」の道へ/プロ野球選手が挑む「第二の人生」
89年の日本シリーズで巨人を完封するも、試合後の発言で世間を騒がせた加藤哲郎氏(61)。引退後は飲食業や俳優など数多くの職業を経てプロ雀士に。そして今年2月、著名なプロを破って王座にも輝いた。そんな加藤氏が「勝負」にこだわる人生を語る。
─36年前の日本シリーズで3連勝したあと「巨人はロッテより弱い」という発言が注目を集めました。
加藤 実際のやり取りは違うんですけどね(笑)。「シーズン中のほうがしんどかった。巨人に迫力を感じなかった」と話したあと、記者に「(最下位の)ロッテより?」と聞かれて「そうですね」と答えたんです。
─その後、巨人に4連敗を喫して日本一の座を手に入れることはできず、94年に広島、95年のダイエー(現ソフトバンク)を経て同年に引退されました。
加藤 結果を出しても一軍に呼ばれなくて、ストレスがたまっていました。最初は辞めたらトラックの長距離運転手になろうと思っていたんですけど、麻雀仲間だったプロデューサーに誘われて野球解説者になりました。でも、近鉄が優勝争いをしている時、ある投手の不甲斐ないピッチングを見て「明日から二軍落ちや!」と言ってしまい、苦情が殺到。契約を打ち切られました。
─その後は会員制のクラブを共同経営でスタートさせ、ご自身もホストとして接客されたそうですね。
加藤 現役時代はほとんどお酒を飲まなかったんですけど、引退後は一晩でテキーラを3本空けたりしていました。北新地とミナミで5年ぐらいやりましたが、毎日飲むから体には悪かったですね(笑)。それで俳優を志したり、焼き肉店やお好み焼き店の経営、鰹節営業などもやりましたが、どれも性に合わず、ストレスで胃潰瘍にもなりました。
─それで麻雀プロに?
加藤 最初は知り合いに頼まれて「飲まない、吸わない、賭けない」という「健康麻雀」の講師です。もう10年以上続けていて、今でも朝10時から夕方まで、週5日教えています。生徒さんは70代以上の方ばかりなのですが、僕が元プロ野球選手だと知っている人は少ないですね。
─昔から麻雀は好きだったんですか。
加藤 初めて麻雀に触れたのはプロ野球選手になって2、3年目の頃。漫画雑誌「近代麻雀」を隅から隅まで読んでいました。野手陣は飲みに行くので、投手陣で卓を囲むのが日常でした。試合後、吉井(理人)や阿波野(秀幸)らと朝方まで打つこともありましたね。
─プロ雀士になろうと思われたきっかけは?
加藤 当初はプロになりたいとは思っていなかったんですよ。プロ麻雀には数多くの団体があって、それぞれの団体とのつきあいもありましたから。どこか1つに所属して、それ以外の団体の方たちと疎遠になりたくなかったんです。ただ、60歳という節目を迎えるにあたって、人生ラストの目標として「麻雀プロになろう」と決意しました。それで「日本プロ麻雀連盟」に入会したんです。
─野球も麻雀も「勝負」という点では同じだと思いますが、何か共通することはありますか。
加藤 野球は投手と打者の駆け引きがありますけど、それと似ている点はありますね。自分のことを理解して、相手のことも考える。主観と客観と第三者からの視点という感覚で、麻雀をやるとうまくいきます。
─2月に開催された「モンド麻雀プロリーグ24/2518回名人戦」に初出場。森山茂和氏、荒正義氏、前原雄大氏など名だたるプロ9名を相手に優勝されました。打ち筋を見ると、高得点を狙うケースが多く、野球にたとえればホームランバッタータイプみたいです。
加藤 そうですね。以前、前原プロから「自分のフォームが大事」という話をいただき、野球と同じ感覚で打つようになってからは、勝負強くなったと思います。野球と同じく、麻雀も勝負どころで前に出て、潔く打つのがいいと思いますよ(笑)。
─今では日本シリーズの第7戦で先制ホームランを打たれた時、ダイヤモンドを回りながら悪態をつかれた駒田徳広氏とも仲がいいそうですね。
加藤 引退後、何度もテレビなどで共演しましたからね(笑)。実は駒田さんの娘さんも「日本プロ麻雀連盟」に所属するプロなんですよ。彼女が第35期生で僕が第40期生。初めて会ったのはかなり前になりますが、僕が東京の麻雀大会で優勝した時、コスプレした女性が近づいて来て「一緒に写真を撮ってください」と。そして撮影後に『私、駒田真子と言います。駒田徳広の娘です』と言われて、すごく驚きました。その時、彼女の口からプロ雀士を目指すことを理解されず、高校卒業後に家を飛び出したまま父親とは疎遠の状態だと聞いたので、僕が間に入ったんですよ。駒田さんに会った時「何があったか知りませんけど、とても素直ないい子ですよ」と伝えました。今では仲がいいみたいで、ホントよかったです。
かつての因縁の相手・駒田氏の娘と同じ勝負の世界にいるとは─。2人が対局する日を心待ちにしたい。
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