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記事全文を読む→抑え失敗のマルティネスより「本塁打の泉口友汰」を叱責した巨人・阿部慎之助の姿によぎる「秋広優人を潰した前例」
歓喜と落胆が一夜に交錯した、福島・あづま球場。8回裏、泉口友汰が放った右翼席へのソロ弾で巨人は2-0とリードを奪い、スタンドは一気に沸いた。
しかし迎えた9回表の二死、守護神マルティネスの浮いた142キロのスプリットを中日・細川成也にとらえられ、痛恨の逆転3ランを許してしまう。最終スコアは3-2。マウンドを降りたマルティネスは頭を抱え込み、ベンチに戻って呆然とグラウンドを見つめる姿が、敗北の重みを雄弁に物語っていた。
この7月9日の激戦後、7月3日の阪神戦に続いてKOされたマルティネスに対し、巨人の阿部慎之助監督はかばう言葉を口にした。
「もうしょうがないね。マルティネスで勝つか負けるかですから」
ところがなぜか、ホームランを放った泉口の評価は厳しかった。
「あの満塁2回ね、泉口が凡退しているからね。まあ糧にして、次は打てるように頑張ってほしいですね」
5回と9回の打席で巡ってきた絶好のチャンスで、凡退したことを指したものである。
巨人打線は丸佳浩、坂本勇人、甲斐拓也らが無安打に終わる中、得点に直結したのは泉口と荒巻悠の一発だけだった。結果を残した若手の一打が勝利の望みをつないだにもかかわらず、その泉口に苦言を呈する阿部監督の意図は何なのか。
ここで脳裏をよぎるのは「若手叩きは秋広優人みたいに、選手を潰すのではないか」という「過去の事例」だ。
泉口は開幕こそ2軍スタートだったが、4月中旬以降は遊撃のレギュラーに定着し、球宴初出場も決定した。その期待の若手が放った一打は、前節の広島戦での無安打を払拭する、価値あるもの。にもかかわらず、監督から批判を浴びせられた泉口の胸中は…。
指揮官の檄を跳ね返し、若き遊撃手が新たなステージへと羽ばたくことはできるか。
(ケン高田)
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