スポーツ
Posted on 2025年07月16日 13:30

【大相撲名古屋場所】横綱・豊昇龍「史上まれに見る金星配給王」へ一直線!「異常なペース」に猛烈苦言

2025年07月16日 13:30

 新横綱・大の里の安定感とは裏腹に、大相撲名古屋場所は3日目にしてもう2敗目を喫したのが、もうひとりの先輩横綱、豊昇龍である。

 2日目の西前頭筆頭・若元春に続き、3日目はウクライナ出身の東前頭筆頭・安青錦に渡し込みで黒星。この時点で、昇進3場所にして7つ目の金星を配給してしまった。このままの状態が続けば休場が視野に入るだけでなく、今後は横綱としての不名誉記録が待ち構えることになる。

 ベテラン相撲記者が苦笑しながら言う。
「横綱が平幕に敗れる金星配給の数が、前代未聞のペースで積み重ねられています。歴代最も多くの金星を与えたのは北の海で53個ですが、それは横綱在位が63場所もあったため。ワースト2位の日馬富士しても、40個の金星を配給しましたが、31場所かかっている。そう思えば、豊昇龍の配給ペースは異常といえます」

 別の相撲記者も言う。
「白鵬などは横綱在位84場所で平幕と497回対戦し、負けたのはわずか26回。配給率はわずか0.052です。玉の海は61回の対戦で3敗だけ、配給率は0.049ですよ。そこまでとはいわないまでも、ここまでコロコロと平幕に負けちゃダメなんですよ、横綱は」

 過去、横綱が1場所で配給した金星の数は、2001年秋場所の武蔵丸と、2017年の稀勢の里の5個が最多だが、このままのペースでは、豊昇龍はそのワースト記録をも更新しかねない。

 相撲部屋関係者は手厳しく奮起を促すのだ。
「白鵬なんて10場所連続で金星無配給だったことがある。豊昇龍ももっと稽古を積んで、精進してほしいね。せっかく東西の横綱が揃ったんだから」

 今場所は4年ぶりに東西の横綱が番付に並んだ。大相撲ファンは千秋楽の結びの一番で、強い横綱同士の取り組みを待っている。だが豊昇龍はこのまま、史上まれに見る「金星配給王」になってしまうかもしれない。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/15発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク