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記事全文を読む→阪神・球児監督「275日ぶり高橋遥人が先発登板」と「石井大智と岩崎優を休ませたい」は相反する戦略か
6回81球を投げて4安打2失点(自責点1)。275日ぶりの1軍復帰登板を先発投手としての役割を果たしたのは、阪神の高橋遥人である。白星はつかなかったものの、後半戦の佳境に向けて、心強い戦力となった。
2023年に左手首に入れたプレートを除去する手術を昨年11月に受けた高橋はリハビリを続け、6月18日の2軍戦で実戦復帰。その後も着実に登板を重ね、1軍復帰にこぎつけた。
主に火曜日を任されている才木浩人は、6月10日以降の4試合で投球回数が7回に到達できず、やや疲れが見えている状況にある。村上頌樹は前回登板のヤクルト戦で自身ワーストとなる2回6失点。ルーキーの伊原陵人も2試合続けて6回を投げきることができず、調整のため2軍降格した。その穴埋めのピースとして登場したのが、高橋だった。
2軍での投球は最多でも77球。復帰初戦の81球での降板は、予定通りといったところか。となれば中継ぎを、ある程度は投入せざるをえない。
高橋の降板後、阪神ベンチは木下里都、湯浅京己、及川雅貴とつないで中日打線を抑え、延長に入ると10回はネルソンを投入。その後は石井大智と岩崎優を使うと思われたが…。
藤川球児監督は「岩崎と石井は休ませたかった」として、先週それぞれ4試合登板した2人を使いたくなかったようで、11回は島本浩也を送り込んだ。しかし島本も1軍復帰したばかりで、5月6日以来の登板。細川成也とボスラーに連続2塁打を浴び、決勝点を奪われた。
「延長戦となったのは仕方がないですが、石井と岩崎を休ませた上で勝ちにいくならば、やはり完投能力のある投手を優先的に登板させた方がよかった、ともいえます。リハビリ明けで長いイニングは厳しい高橋の先発と、石井と岩崎を休ませたいという考えは、戦略・戦術的に相反するのでは」(スポーツ紙デスク)
藤川監督は試合後、
「(石井、岩崎ではない)他の投手でも十分にいける、という判断」
と語ったが、結果的には敗戦となった。なんとも難しい采配だったのである。
(石見剣)
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