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記事全文を読む→【参院選の仰天暗部】勢いづく参政党に「ロシア政府介入工作」問題浮上!狙いは「自民党にダメージ」と「日本社会の不安定化」
報道各社の参院選情勢調査で、参政党の躍進が報じられている中、ロシア政府の「影響力工作」によって、参政党がことさらクローズアップされる存在になっているのではないか。そんな見方が浮上している。
読売新聞や日経新聞の終盤情勢調査によると、参政党は「10議席を超えて躍進しそう」(読売)、「10議席を超える勢い」(日経)と、いずれも参院で法案を提出することが可能となる10議席以上に達する見通しとしている。他の報道機関でも同様の結果が出ている状況だ。
参政党に同調する主張の書き込みをネット上でよく見かけるようになったが、一般財団法人情報法制研究所の山本一郎氏は「参政党を支えたのはロシア製ボットによる反政府プロパガンダ」と題したnote記事を、7月15日に公開した。
山本氏によると、参政党に同調する投稿に狙いを定め、「リポストして拡散の一翼を担っている」という。参政党の主張を広めるため、ロシア製の「ボット」と呼ばれるネットワーク経由で、反復を指示するプログラムを使っているそうだ。
もちろん、参政党は関与していない。山本氏はロシアの狙いについて「日本政治や社会が不安定化する」ことだと説明する。その目的のために、支持率が伸びている参政党を利用して、自民党にダメージを与えようとしているのだ。事実、参政党は東京選挙区で優勢であるほか、埼玉、神奈川、愛知などでも議席獲得の可能性が出ている。
参政党は若者世代をターゲットにしているが、今回の参院選では若者の投票率が伸びる可能性がある。ロシアにとって自民党政権が揺らぐことは、関心がウクライナ戦争など外に向かなくなり、好都合というわけだ。
参政党はロシアとのつながりを強く否定しているが、ミスも認めている。それは東京選挙区から出馬している候補者が、ロシアの通信社「スプートニク」日本語版の取材を受けたことだ。「スプートニク」はロシア政府の意向に沿ったニュースを流すプロパガンダメディアであり、先の山本氏は「日本社会の分断を狙うロシア政府にとって価値のある内容になっている」とコメントした。
参政党の神谷宗幣代表は7月15日、Xにこう書き込んだ。
〈参政党の勢いをとめられないと考えたのか、「参政党の躍進の裏にはロシアの工作がある」という、まさに陰謀論が出てきました。参政党は親露派ではないし、ロシア政府の応援も受けていませんからね。これこそファクトチェックしてくださいよ〉
その上でスプートニクの取材対応については、
〈私も広報部も許可を出していません。現場と党の末端の職員が勝手にやってしまったので、その職員には厳しい処分を下しました〉
すでに欧米では、ロシアによる「影響力工作」が活発化している。ロシアにとっては社会が不安定になればいいのであり、右でも左でも構わない。自民党中堅議員は、
「日本はあまりにも無防備すぎる。この選挙には間に合わないが、早急な対策が必要だ」
と語るのだった。
(奈良原徹/政治ジャーナリスト)
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