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自民から離れた票を何が吸収したか。玉木雄一郎代表の国民民主党も勢力を拡大していたが、注目はやはり、神谷宗幣党首率いる参政党だ。
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参政党が位置しているのは図・左上の「介入的保守」で、かつての民社党が属していたゾーンです。経済成長への関心は薄めで、「国土を守る」「有機農業」などを指向するなど“生活に近しい保守”といった印象。自民党もこのゾーンをとっていましたが、経済成長のためにグローバル化を進めました。安倍さんなら何でもいいよと支持した層が離れ、空白地帯に現れたのが参政党でした。
参政党の主張「日本人ファースト」は、日本保守党とも重なる部分がありますが、参政党には日本保守党の百田尚樹氏のような“スター”がいない。彼の知名度や暴言王的なキャラクターが参政党にはない。神谷宗幣代表にもかなり強い主張やデマに近い発言もありますが、緩くつながれる“仲間で運営する手弁当感”を巧妙に演出しているところに支持者が集まるのでしょう。党の運動体に対しては、強力な支配があるのだと思いますけれど。
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参院選前から議席を獲得した参政党。保守層の一角として連立への参加など新勢力になる可能性はあるのか。
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それは難しい。まず衆議院には3人しかいません。経済成長より自給自足で穏やかな暮らしを望むなどの主張が大勢になれば、生活が苦しくなるのは目に見えています。日本人には「鎖国」が歴史的にインプットされているから、排外的な彼らの主張は馴染みやすいけれど、彼らの支持層は主張の中身をあまり重視していない可能性がある。新興政党はアンチテーゼ、与党の政策を否定することで成り立つもので、主張の中身は実はあまり問われない。恐らく支持者も、神谷氏が違う方向を目指せば、そっちについていってしまうところがあると思います。
彼らが持つのは結局、現状への“破壊願望”です。もともと性格的に懐疑的なタイプの人が政府やマスコミ、国際社会の風潮をおかしいと思うと、現状を否定し壊してくれるものを何でもいいから探してしまう。コロナ禍の頃から陰謀論を支持する人が増えたのは顕著な例です。最大野党のはずの立憲が破壊願望をまったく満たせていないことも原因の一つだと思います。
参院選前から「自公が過半数割れして政権交代したほうがいい」という声を多方面から聞きました。現状をぶち壊してくれそうな政党としての受け皿が国民民主党だったのですが、人気が翳かげってきたところに参政党がはまった。過剰反応する必要はないと思います。
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国民民主は党首の不倫に始まり、候補者擁立を巡るブレなどを連発、熱は一気に冷めた。
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国民民主への期待がピークアウトしたのは予算編成の頃ですが、そこにはスキャンダル以外に根本的な理由がありました。「103万円の壁」という一つの争点、シングルイシューを推し進めてきたために、公約が実現しないとなると、高すぎる期待値がしぼんでしまったということです。
さらに言えば、国民民主は女性支持が圧倒的に少ないことが各種調査でわかっています。例えば年金や医療を巡る議論について、男性はそのための予算配分などいわゆる“大文字”の政策に反応するけれど、女性はその先の生活者視点で見た中身に関心を持つ。国民民主はそこをうまく取り込めなかった。外国人記者クラブで玉木氏が「我々の政策は彼女たちが理解するには難しいんじゃないか」と言って炎上し、英語力の問題で伝わらなかったなどと言い訳をしていましたが、恐らくあれは本音。
女性層の取り込みで参政党に劣後したのは、戦略ミスです。
三浦瑠麗(みうら・るり)1980(昭和55)年、神奈川県生まれ。国際政治学者、山猫総合研究所代表。著書に『ひとりになること』『日本の分断』など多数。
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