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Posted on 2025年07月27日 18:00

岡田浩暉(To Be Continued)初出演ドラマの挿入歌が50万枚の大ヒットを記録/ミュージシャン直撃!これが俺たちの「俳優バージョン」

2025年07月27日 18:00

 高視聴率ドラマ「もしも願いが叶うなら」(94年、 TBS系)で俳優デビューをしたのは、To Be Continuedのボーカル・岡田浩暉(59)。自身が作詞して歌ったドラマの挿入歌「君だけを見ていた」は、50万枚を超える大ヒットを記録した。順調にスタートした俳優業だったが、思わぬ壁にもぶつかっていた‥‥。

─ドラマの初出演は、どのような経緯で?

岡田 当時「ミュージシャンの俳優を出そう」というTBSの企画があって、いろいろなアーティストに声をかけていました。実は、すぐ売れると思っていたバンドの芽が出ず、次のシングルが売れなかったらクビになるかもという時期でした。土壇場のバンドの未来も背負ってオーディションを受けました。最終的に脚本家の遊川和彦さんとお会いして、「なんか歌えない?」って言われたので、バンドの曲を歌ったら合格となりました。

─初めてのドラマの現場は?

岡田 不安しかなかったんですが、最初にポスター撮りをやった。その時にダウンタウンの浜田雅功さんから「なんや、この頭!」と頭を叩かれました。それですごく楽になりましたね。当時、ちょっと変なヘアスタイルだったんです(笑)。「演技はこうしなくちゃいけない」とか固苦しいことを考えず、そのまま役に入っていけるきっかけになりました。

─浜田との思い出は?

岡田 To Be Continuedは玄人受けするようなポップスバンドを目指していたので、僕が演じるドラマのキャラクター(女たらしのロックンローラー)に少し抵抗があった。その思いから、最初のシーンでリハーサルとは違うことを7~8回やったんです。そしたら浜田さんに「お前何やってんねん! 稽古と同じことをやれ」って怒られて、目が覚めましたね。

─昨年亡くなった、中山美穂との共演もあった。

岡田 浜田さんが長男で、フライングキッズの浜崎貴司さんが次男、僕が三男で、三兄弟の妹が美穂ちゃんでした。右も左もわからないミュージシャンの僕と浜崎さんを迎え入れてくれて、「未来」という役のまま接してくれた。浜田さんが美穂ちゃんに「こんなことやれー」とバカな指令を出すと、ノリでやってくれたりもしましたね。

─その後も、数々のドラマ、映画に出演し続けている。役者としてのターニングポイントは?

岡田 「愛していると言ってくれ」(95年、TBS系)の時、僕の演技を前室で見ていた豊川悦司さんから「岡田くんは、何度でも同じお芝居できるでしょ? 僕は1回しかできないんだよ。自分がやったこと覚えていないんだよ」と言われました。当時は言われていることが理解できなかったのですが、時間が経ってから、心で演技をすれば自然と体が動くということに気がついたんです。当時の僕は「頭で考える芝居」がなかなか抜けなくて。とても苦労していたので、ハッとしましたね。

─そこから役者として壁を乗り越えられた?

岡田 2000年にバンドが活動休止となって、事務所を変わった頃、人を刺したり、殺したりという今までやったことがない悪役のオファーがくるようになりました。その時に「この人はどうしてこんなことをしてしまったのだろう」と掘り下げていくうち、どうにもならない感情や背景を代弁してあげたいと考えるようになったんです。悪人の役を演じることで「演技をする」ということに目覚めた。役者を始めてから10年経っていましたね。そこからが自分の役者人生のスタートだと思います。

─21年にバンドが再始動。俳優業は音楽にも役立った?

岡田 僕らがデビューした頃は、割とボーカルのキャラクターが立ったバンドが重宝されていました。だから良質な声ではなく、高音を立てるような声色を使って歌っていた。でも俳優をしてきたことで、自然体ということを意識するようになって、自分の素の声で歌うようになりました。

─今後、やってみたい役は?

岡田 僕は思い込みが激しい性格なんです。悪役を演じると、部屋の窓を閉め切って、ご飯もほとんど食べずに役に入り込みすぎてしまう。健康を害するんですよ。悪役を3つ続けて演じることになったら死んじゃうくらいの勢いなので、できたら年を重ねた僕にしか演じられない善人役をやってみたいです(笑)。

岡田浩暉:1965年生まれ。群馬県出身。91年にTo Be Continuedのボーカルとしてデビュー。94年、TVドラマ「もしも願いが叶うなら」(TBS)の劇中歌「君だけを見ていた」が大ヒット。同ドラマに俳優として出演以降、俳優としても舞台、映像作品を問わず活躍。デビュー30周年となる2022年にTo Be Continuedを再始動。7月26、27日モーリー・イェストン生誕80周年記念コンサート「Life's A Joy! Life Goes On!!」、9月6日企画出演のミュージカルコンサート「I LOVE MUSICAL 2025」開催予定。

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