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記事全文を読む→「冷房ガンガンの車両が欲しい!」中国で実現、日本で実現しない“強冷房車”の現実
日本では車両数の多い都市部のJR、私鉄各線を中心に「弱冷房車」が導入されている。通常の車両で冷房が利きすぎて寒いと感じる女性客などに好評だ。しかし、反対に冷房がガンガンに利いた「強冷房車」は存在しない。
それが導入されているのが、お隣の中国。首都北京では2019年6月、北京の東西を結ぶ地下鉄6号線に強冷房車(24~25℃)と弱冷房車(26~27℃)を同時に投入したのだ。以降、北京地下鉄の各路線をはじめ、上海や広州、重慶、杭州、成都、深圳、西安など中国数十都市の地下鉄でも導入。今やすっかり当たり前の光景となっている。
中国は地下鉄の朝夕のラッシュが日本以上。その時間帯は車内の温度が上がり、以前は利用客から不満の声があがっていた。ただ、日本のように通常の設定温度では寒いと感じる乗客もいたため、どちらにも快適に過ごしてもらうように配慮した形だ。結果、設定温度の異なる車両の中から選べるようになり、利用客の評判は概ね良好だという。
一方、日本では中国に先んじて弱冷房車が定着したものの、強冷房車を設置している鉄道会社は今のところない。そのため、毎年夏になるとSNS上で強冷房車を求める投稿で溢れている。
「鉄道各社にとって省エネ対策は大きな課題です。特に夏場の冷房にかかるコストは大きく、強冷房車の導入については消極的。残念ながら計画すらないというのが現状です」(鉄道空調システムに詳しい業界誌記者)
ただし、冷房自体の性能の向上や、窓にも断熱フィルムを貼るなど車内の保冷効果は以前よりも高くなっているという。
「新しい車両ほど冷房効果に優れていますし、同じ車両でも冷房の吹き出し口の下やドアから離れた場所のほうが若干涼しくなっています」(前出・記者)
とりあえず、現在の冷房車でも暑いと感じる人は、少しでも涼しい場所に移動するしかなさそうだ。
(高島昌俊)
※写真は北京地下鉄・駅ホームの強冷房車乗り場案内
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