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記事全文を読む→【夏の高校野球】不思議なシステム…全校生徒24人の甲子園初出場校「未来富山」の知られざる「少子化時代の実態」
8月5日に開幕した高校野球、夏の甲子園大会で何かと話題なのが、春夏通じて甲子園初出場の富山県代表「未来富山高校」だ。
通信制の同校は創部8年目で、監督は元ヤクルト・角富士夫内野手の息子、角鴻太郞氏。全校生徒24人中(4年生の元野球部員がほかに1人)、23人が野球部員だという。
実は愛媛県松山市にある広域通信制「未来高等学校」が全国に設置する学習支援施設のひとつであり、「富山中央学習センター」が、その実態だ。つまり、松山本校が「本籍」ということになる。
日本高野連が7月1日に大阪市内で開いた理事会では、未来富山の野球部に不祥事があったとの報告が。今年4月下旬、部員1名が他の部員1名に対し、部内で暴力があったとして、審議委員会が当該部員に注意を行ったと説明した。
ところが野球部長はこれを把握していながら、被害部員と加害部員双方が和解して解決したと認識し、富山県高野連へ報告を行わなかった。そのため部長に対し、報告義務違反として、日本学生野球協会審査室へ処分申請。
審査室は緊急審査委員会を開催し、当該部長に3カ月間(8月2日から11月1日)の謹慎処分を下した。
そして臨んだ組み合わせ抽選の結果、8月10日の午後4時15分から、山口県代表の高川学園との対戦が決まった。
「プロ注目の最速145キロ左腕、江藤蓮投手を擁しており、彼の調子が良ければ、それなりのところまでいくのでは。23人の部員のうち、22人が県外出身。富山勢はこのところ甲子園でなかなか勝てないので、勝ち進めば地元は盛り上がるのでは」(スポーツ紙記者)
同校の野球部は沖縄にもあり、「KBC高等学院」として沖縄予選に出場。プロ野球選手2人を輩出している。
「今後の高校野球界における、新たなビジネスモデルになりそうです。富山のようにあまり勝てない県や、出場校数が少ない県で甲子園出場を狙って、知名度をアップさせられるので、マネをする高校が増えるのでは」(前出・スポーツ紙記者)
全国的な少子化が、その傾向を後押ししそうだ。
(高木光一)
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