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記事全文を読む→【大転機】プロ野球「試合中のSNS投稿緩和」突如NPBがルール改定に踏み切ったワケ
プロ野球観戦における“スマホ撮影禁止”の時代が、ついに転機を迎えた。
今年2月からNPB(日本野球機構)は観戦中の写真・動画撮影に関する規程を厳格化し、特にプレー中の撮影とSNS投稿を一切禁じる方針を打ち出した。これにより、ファンたちが球場からリアルタイムで発信していた熱狂の様子は影を潜め、試合中の臨場感やスタジアムの盛り上がりをシェアする「共有文化」が一気に消え失せた。SNSには「雰囲気が伝えられない」「観戦のモチベーションが落ちた」といった不満の声が広がり、ファンと球団の間に微妙な温度差が生まれていた。
しかし、NPBはこの夏、方針を大きく見直した。8月4日に発表された新たな撮影・投稿ルールでは、9月2日から写真投稿が試合中でも可能となり、動画についても一定条件を満たせばSNSへの投稿が認められるようになる。
具体的には、試合中の静止画は投稿タイミングや枚数に制限がなくなり、プレー中を除いた動画であれば140秒以内ならリアルタイム投稿が可能となった。プレー中の動画は無編集・60秒以内という条件付きで、試合終了後に1アカウントにつき1回のみ投稿できるというルールだ。これにより、ファンは再びスマホ片手に野球の魅力を広めることができるようになる。
背景には、放映権を巡る緊張と違法配信業者への対策という現実的な事情がある。NPBの全試合はテレビや配信サービスを通じて放映されており、球団にとっては放映権収入が極めて重要な柱となっている。一方で、近年は無許可で試合映像を切り取り、YouTubeなどで広告収入を得る“もぐり配信”が後を絶たない。
こうした不正を防ぐために規制が強化されたが、正規のファンまでもが撮影できないという状態に、不満が爆発していたのだ。今回の緩和策では、営利目的やライブ配信などは禁止されたままではあるが、健全なファン活動との線引きを明確にし、共有文化の再構築に舵を切ったかたちとなる。
9月1日以降、スマホ越しに広がるプロ野球の熱狂が、どれだけ多くの新しいファンを呼び込むか注目される。
(ケン高田)
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