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記事全文を読む→セ・リーグDH制で「代打の神様」が有名無実化!阪神「川藤幸三・八木裕・桧山進次郎」は「何のこっちゃ」になる
セ・リーグの2027年度シーズンからの指名打者(DH)制導入に、意外な観点から異論が出ている。
「DH制度導入は時代の流れであり、メジャーリーグがそう。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)もDH制です。日本の高校野球も来春の選抜大会からDHを採用することになって、セ・リーグだけが導入を拒むわけにはいかない。でも長年、野球ファンが慣れ親しんだある言葉が有名無実化することになります。特に関西発のスポーツマスコミは、その言葉を新聞の見出しやキャッチーな単語として使ってきただけに、複雑な心境だと思いますね」(球界関係者)
その単語とはズバリ「代打の神様」だ。代打は味方のチャンスや起死回生の場面で送られることが多い。例えば得点圏に走者がいたり、長打が求められる際に、投手に代わって勝負強い打者が指名される。
ところがDH制が導入されれば、試合当初から投手は打席には立っておらず、代打がコールされるケースは従来より格段に減ることが考えられる。
過去、代打として結果を残した選手は「代打の神様」と呼ばれ、ファンの人気を集めてきた。とりわけ阪神ファンは他チームのファンよりその傾向が強く、「浪速の春団治」と呼ばれた川藤幸三、八木裕、桧山進次郎などを「代打の神様」として応援してきた。川藤氏などは「代打・川藤」と場内でコールされるだけで、甲子園球場が湧いた。ところがDH制では、そんな「代打の神様」が活躍するチャンスは、必然的に少なくなる。
在阪スポーツ紙デスクが言う。
「代打の神様という言葉が今までどれだけ、1面の見出しとして躍ったことか。たかだか単語ひとつですが、これだけ分かりやすくファンに親しまれているは言葉は少ないですからね」
先の球界関係者は、複雑な表情でこう話すのだった。
「あと何年かすれば、『代打の神様』ってなんのこっちゃ、ということになるでしょう。そうなれば寂しい限り」
(阿部勝彦)
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