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記事全文を読む→朝の情報番組で「そのへんのアイドル扱い」だったBABYMETALの世界的真価はNHK「あさイチ」で力説すべし!
BABYMETALの新作アルバム「METAL FORTH」が8月8日、全世界同時にリリースされた。「アイドルとメタルの融合」をテーマにバンドが結成されたのが2010年のことだから、今年は15周年のメモリアルイヤーとなる。
その「METAL FORTH」だが、一聴しただけの軽い感想を述べると、打ち込みや英語の歌詞パートが増え、当初あったような「X-JAPAN」的な要素や、明らかにわかりやすい疾走感が減ったように感じた。より海外向けにアジャストしたのだとしたら、その分、失った「日本的」な良さが、海外のファンには「物足りない」と感じるかもしれない。ただ、これはこれでカッコいいし、全10曲で約35分のランニングタイムは昔のアルバムのようで聴き疲れせず、ちょうどいい。
普段は流行のJ-POPしか聴かない知人から「BABYMETALって、アナタ的にアリなの?」と聞かれたことがある。「普通にいいと思いますよ」と答えたところ、「ふーん」と意外そうな顔をされたのを覚えている。非メタルの人からすると「あんなもん、クソですよ」という答えが返ってくるに違いない、と予想していたようだ。
「ロックの初期衝動に突き動かされてバンドを結成した」わけでもなく、たとえ「芸能プロダクションの企画から生まれた」のだとしても、楽曲がカッコ良ければそれでいいよ、と個人的には思っている。
だいたい(メタルじゃなくてパンクだけど)SEX PISTOLSだって、マルコム・マクラーレンが仕込んだようなものだけど、彼らが最高なのは間違いないのだ。
というか、いい加減、日本もBABYMETALの真価をしっかり捉える必要があるのではなかろうか。
今年5月、「世界とつながり、音楽の未来を灯す」をコンセプトに、国内最大規模の音楽賞として鳴り物入りで開催された「MUSIC AWARDS JAPAN」など、ちょうどそのいい機会だったはずなのに、BABYMETALの「B」の字も出なかったのはなぜなのか。「各分野の音楽関係者より構成される5000名以上の投票メンバー」とやらってみんな、メタル嫌いなのだろうか。
アルバム発売当日の朝、「THE TIME,」(TBS系)では、彼女らへのインタビューVTRが流された。しかしこれ、実に食い足りないものだった。
2024年5月に全世界同時配信リリースされ、今回のアルバムにも収録されている「RATATATA」が全米ビルボードチャートの「Hard Rock Digital Song Sales」で初の1位を獲得したことや、同じく昨年の22カ国を巡るワールドツアーで100万人以上の観客動員を記録したことに軽く触れると、「エッ!?」と思わず口にする展開に。
「結成当時から変わらないルール」が「挨拶の際は深くお辞儀をする」であることや、「海外ツアーの際の必須アイテム」が「ごま油」であることをサラッと話しておしまいだったのだ。それこそ、その辺にゴロゴロいるアイドルたちと同様の扱い。こちらとしてはもう少し、ニューアルバムの制作過程とか苦労話とか、各楽曲に対する想いとかを聞きたかったのだけど、しょせんは朝の情報番組だから仕方ないか。
こうなったら、博多華丸を父に持つ「MOMOMETAL」こと岡崎百々子つながりで、「あさイチ」(NHK総合)の「プレミアムトーク」にでも出てもらうしかないな!
(堀江南/テレビソムリエ)
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