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記事全文を読む→かつての側近たちまでが次々と冷たく突き放し…石破茂首相「退陣包囲網」の厳しすぎる現実
自民党が8月8日の両院議員総会で、総裁選前倒しの是非を党内で意思確認する手続きに着手すると決定したことを受けて、リベラルメディアからは、
「(石破おろしに)声を上げているのは裏金議員たち」(朝日新聞・高橋純子編集委員)
との指摘があるが、実際にはかつての石破首相の側近たちが、総裁選実施に前向きな発信をしている。
田村憲久元厚生労働相は8月10日の「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)で、次のように述べている。
「前倒し規定が党則にありますので、それに則った手続きとして過半数以上集まるということになれば、これはもう前倒しをせざるをえないと思います。参院選で敗れた責任というものはあるわけですから、それも含めて両院議員総会の意見というものは非常に大きいものがあると思います」
そして石破首相が続投に意欲を示していることについては、
「選挙が終わって以降、すぐに連立等々のいろんな動きをして、いついつまでに安定した国会運営をする態勢を組む努力をするから、それまで見ていてくれ、というような発言があれば、その間の両院議員総会も違った形になっていたのかも分かりませんね」
冷たく突き放すのだった。
田村氏は2015年に石破首相が派閥「水月会」を立ち上げた時のメンバー。同じく創設メンバーだった古川禎久元法相は8月9日、地元・宮崎県連の総務会に出席し、総裁選の前倒し実施を求めることを決めた。共同通信によると古川氏は、
「石破降ろしというネガティブな話ではなく、党の本格的な再起を行うべきだ」
同じく「水月会」のオリジナルメンバーだった斎藤健前経産相は8月5日に国会内で講演した際、
「野党は『石破さんとは組めない』と明確に言っており、代わらないと(安定した)体制はできない」
石破首相の退陣は不可避、との認識を示したのである。
朝日新聞の高橋編集委員が言うような「石破おろしをしているのは裏金議員」との印象操作が広がっているものの、発足時に20人しかいなかった「水月会」メンバーのうち3人が、事実上の石破退陣を求める発信をしている。
石破首相は8月9日の長崎市での記者会見で、
「いろいろな意見を踏まえ、適切に考えていきたい」
と述べたが、かつての側近たちの意見に耳を傾けるべきだろう。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)
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