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記事全文を読む→【生態観察記】「猫に躾は極めて難しい」のに犬より飼われるブームが続くのはなぜなのか
先日、「新宿にゃあ博」(8月6日~11日開催)に行ってきたが、こういったイベントは犬と猫を一緒にしたものと、猫だけ、あるいは犬だけのものに分かれる。いつも疑問に思うのは、猫か犬が単独ならいいが、猫と犬は愛玩動物としては同じでも、生き物としては別物なのに、なぜ一緒にやるのかということだ。
そもそもこういうイベントで、犬は囲いの中に放しておけるが、猫は逃げる、脱走するのがいるため、ケージに入れる必要がある。「わんにゃん」企画の場合、愛護団体はその違いで気苦労があると思う。
ちなみに、テレビ番組を作る時には両方の視聴者を獲得できるので、猫と犬を必ずといっていいほど、セットの企画にする。だが坂上忍のように、猫も犬も多頭数を飼って育てている人は少数派で、それでも猫も犬もという場合は、どちらも飼っている坂上のような人物に出演してもらうケースが多くなるのではないか。または猫派、犬派が出演し、同じ企画をごっちゃでやる。個人的には乱暴だと思う。
それでいつも思うのはやはり、猫と犬は生き物としてかなり異なる、ということだ。
以前、友人が1週間ほど家を留守にするため、スピッツを預かったことがあった。すぐに懐いて足元にまとわりつき、夜はベッドに乗って騒ぎ、なだめると言われた通りに大人しくしていた。散歩に行きたい時は、飛びついてくる。食べ物はハアハア言いながら、喜んで食べる。本当にかわいらしかったし、そのままもらっちゃおうかと思ったほどだった。
しかし、猫はそうはいかない。我が家の3匹の場合はというと、最初から懐いたのが1匹。そしてどこに隠れているかわからない幻の猫になって、近づくと「シャーッ」をやるケース。もう1匹は、いまだに飼い主にしか懐かない。
そんな猫たちを教育し、躾けようと思っても、彼らは人間の言うことを聞かない。「こうしろ」と言ったことを覚える、などということは全くない。躾ができるのはまれである。
つまり、躾ができるかどうかが、猫と犬では決定的に違うのだ。それは猫がツンデレということではなく、猫には躾という言葉がそもそも存在しないのだと思う。ちなみに「猫 躾」とネット検索してみると、あるサイトには「猫は自由気ままで躾ができないと思っている方が多いのではないか」とある。そして躾はできなくないが、猫と犬とは大きく異なる、と強調している。
猫でできることは例えば我が家の場合、縄張りを主張するためにオシッコをわざと壁や布団にしたりするマーキングをやめさせるため、その場に連れてきて「ダメでしょ!」と目を見ながら怒ったりするくらい。怒られたのがわかるとションボリしてその場を離れるか、もしくはゴロンと横になって「エヘヘ」という感じで誤魔化したりする。
トイレの粗相、例えば外に大を転がしてしまった場合などは、怒ろうとしてもすぐに逃げていくので、諦める。ごはんをきちんと食べるように言っても、気まぐれで食べなかったり、残したり。「ちゃんと食べなさい」と怒っても、まるで効果はない。
そのくせ「ちゅ~る」を食べたい時は決まった場所であげるまで、ジッと待機する。1本だけと言っても、2本あげるまでは怒って睨みつけたり。要するに、聞き分けがない。ダダをこねる子供と似ているのだ。
猫は犬と異なり、トコトンわがままで自分勝手な生き物なのだ。犬ならトレーニングできる。ヨーロッパなどを旅行すると、飼い主が食事をしている横で、おあずけの間はジッとおとなしく待っている。そんな光景を見かけるたび、猫と犬はまるで別物という認識を強くすることになる。
ではなぜ、犬以上に猫ブームで、飼う人が増えているのか。これは人それぞれだろうが、個人的は思い通りにならない歯がゆさ、人間の思いを斟酌しない自由さ、それでいて猫撫で声で人間に近づいてきて、勝手に甘える時のかわいさに惹かれるのだ。
たとえるならば、振り向いてくれない女性にずっと思いを寄せているけど、気に留めてくれない。でも時々、「ねえねえ」と近づいてくる。そんなジリジリした感じに翻弄されながら、なぜか突き放せない…といったところだろうか。
我が家の3匹を観察すると、アピールの仕方は三匹三様だ。あまり鳴かないヤツは、言いたいことを目で訴える。言いたいことがあれば、ニャーニャーと訴える。ご飯の時だけ訴える。たった3匹なのに、それぞれに違う。そしていずれにしても、躾はできない。猫はやはり、謎だらけの生き物だ。
(峯田淳/コラムニスト)
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