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記事全文を読む→普通列車なのに特急仕様! JR九州・日豊本線に「青春18きっぷの隠れ名所」があった
基本的にどの鉄道会社も特急列車はそれ専用の車両で運行し、見た目も車内のデザインも普通列車とは大きく異なる。だが、なかには例外的に特急用の車両を普通列車として運用しているケースもある。
それが大分県と宮崎県にまたがるJR日豊本線の佐伯―延岡間の58.4キロの区間。途中には険しい峠があることから古くから交通の難所として知られ、現在も同区間を走る普通列車は上下線合わせて1日3本のみ。それも延岡駅発は朝6時台と夜20時台、佐伯駅発に至っては朝6時台しかなく、青春18きっぷ利用者の間では難所としても有名だ。
ただ、この区間で運用される車両は、JR九州の「リレーかもめ」や「にちりん」、「きりしま」などの特急に使用される787系電車。記者は佐伯発、延岡発のどちらにも乗車したことがあるが、朝6時台発の列車に乗るためにも前日のうちの現地入りしなければならない(※佐伯発なら高知の宿毛を深夜に出発するフェリーで向かう方法もある)。ホテルに泊まっても朝食を食べられないのだ。
ちなみに、乗車可能なのは乗客の多い青春18きっぷシーズンでも最大2両目まで。それ以外の車両には入ることができない。同じ列車で立入禁止の車両があるのは、他では見かけないこの列車ならでは特徴だ。
なお、佐伯発6時18分発の列車は、延岡行きの最終の普通列車でもある。嬉しいことに編成上の都合で1両目の前方がグリーン席となっており、青春18きっぷでも別途グリーン券を購入することで座ることができる。通常の座席でも座り心地は申し分ないが、あえてグリーン席にするのもオススメだ。
列車の本数は極端に少ないが快適に移動できることもあって、18きっぷをはじめJRなど九州内の鉄道各社の普通・快速が乗り放題となる「旅名人の九州満喫きっぷ」のユーザーには人気。わざわざこの難所を通る形で計画を立てる者も少なくない。
普通列車なのに車両が特急仕様なのは回送を兼ねている部分もあるが、そのおかげで合法的に特急料金を払わずに乗車できるためかなり得した気分。鉄道ファンであれば、遠出してでも乗る価値はあるはずだ。
(高島昌俊)
※画像は、佐伯―延岡間の普通列車としても運用されているJR九州の787系電車
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