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記事全文を読む→ウマ娘ファン騒然!ヤンデレ「スティルインラブ」背景にある栄光と悲劇の史実
ウマ娘の周年といえば、華やかな衣装と祝祭感に包まれた王道ストーリーが定番だ。ところが、4.5周年で登場した「スティルインラブ(星3)」は、その期待を裏切るかのように暗く異色の物語を携えて実装され、コミュニティをざわつかせている。
育成シナリオは序盤こそ明るい学園譚に見えるが、進むにつれてスティルの言葉は熱を帯び、愛情は過剰な執着に変わる。画面には赤黒いノイズが走り、選択肢は文字化けし、同じ言葉が繰り返される。現実とゲームの境界が崩れるような演出は往年のノベルゲームを思わせ、「ウマ娘でこんな体験をするとは」と驚きの声が広がった。
プレイヤーの間では「ヤンデレ的」「共依存的」と受け止められている。スティルは愛するトレーナーに強く縋り、トレーナーもまた彼女から逃れられない。2人が迎える結末は、努力の先に明快な幸福が待つ従来のウマ娘とは異なり、曖昧で不穏な終着点へ進む。それはハッピーエンドともバッドエンドとも言い切れず、プレイヤーの解釈に委ねられている。
この物語の背後には、史実のスティルインラブの姿が重なっている。2003年、桜花賞・オークス・秋華賞を制し、牝馬三冠を達成した。桜花賞トライアルのチューリップ賞では2着に敗れながらも巻き返して栄光をつかんだが、その後は1勝もできず06年に引退。繁殖牝馬として期待されたが、翌年8月、7歳で早逝するという短い生涯を歩んだ。全戦で手綱を執った幸英明騎手が「このまま、この子と遠くへ逃げたい」と語った逸話は、今も競馬ファンの間で語り継がれている。
シナリオには、こうした史実を想起させる描写が随所に盛り込まれており、プレイヤーに強い印象を与える一因となっている。
なぜ記念の舞台で、あえてここまで異色の物語を差し込んだのか。新しい挑戦と受け止めるか、世界観を揺るがすと感じるかは人それぞれ。評価は分かれるが、確かに多くのプレイヤーの記憶に残る物語となった。
(ケン高田)
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