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Posted on 2025年08月29日 13:00

【夏競馬フィナーレ】「最速100勝」カウントダウンの今村聖奈を完全復活させた「騎乗スタイル一変」

2025年08月29日 13:00

 デビュー4年目の今村聖奈騎手が、JRA通算100勝へあと2勝に迫っている。7月26日に夏の新潟開催が始まってから約1カ月で7勝を積み重ね、好調そのもの。今の勢いをもってすれば、記録達成は時間の問題だろう。

 ちなみに他の女性騎手はどうだったのかというと、藤田菜七子は2150戦目で、永島まなみは1688戦目での100勝達成だった。今村は1507戦で98勝。「最速で100勝」が見えてきている。

 デビューした2022年に51勝して、JRA最多勝利新人騎手賞を受賞。「天才女性騎手、現る!」と騒がれた。ところが翌年はスマートフォンの不適切使用による30日間の騎乗停止などもあり、25勝と前年の半分以下に終わる。昨年も二度の落馬事故によって、わずか6勝にとどまった。

 そんな悪い流れを断ち切るべく、今年4月半ばに拠点を一時的に美浦に移す。これが功を奏し、それまで2勝だったものが16勝に。勝っていけば、騎乗依頼はそれに比例して増えていく。同時にマスメディアの注目度も高まっている。

「悪評だったネイルは、今はしていませんね。周囲に溶け込み、いいコミュニケーションをとれています。中でも武井亮調教師は今村を高く評価し、積極的に乗せている。今年、武井厩舎の馬でいちばん勝っているのは6勝(交流重賞含む)のルメールですが、次は聖奈の3勝。美浦の水が合っているのか、とにかく生き生きとしている。取材にも笑顔で応じてくれるから、ありがたいですよ」(トラックマン)

 その騎乗スタイルは、明らかに変わってきた。出遅れて大外ブン回しというイメージが強かったが、それを払拭。スタートを決めて、積極的にレースを運ぶようになってきたのだ。
 そのいい例が、8月23日・新潟2R未勝利(ダート1800メートル)のグランカッサ。スタートしてすぐにハナに立つや、ペースを緩めずに、離して逃げる。最後は一杯になって後続に詰め寄られるものの、0秒3差をつけて勝ってみせた。

 前走でも騎乗して3着に粘ったが、その時の経験を生かして最後までもたせたのは、お見事のひと言だ。ちなみに、新潟の7勝は1番人気、10番人気、4番人気、5番人気、10番人気、2番人気、4番人気の馬によるものだ。

 今週は重賞の中京2歳S(GⅢ・芝1400メートル)でセイウンアインスに騎乗するのを含め、新潟と中京で6鞍に騎乗予定。夏競馬のフィナーレでどんな騎乗ぶりを見せるか。そして通算100勝に到達するのか。大いに楽しみである。

 では、グッドラック!

(兜志郎/競馬ライター)

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