スポーツ
Posted on 2024年06月29日 05:58

JRA競馬前半戦「史上初のGI珍事」と疫病神が取り憑いている女性騎手の受難

2024年06月29日 05:58

 前週で上半期の中央競馬が終了したが、ここで騎手を中心に、簡単に振り返ってみることにしよう。

 一番の驚きは、フェブラリーステークスから宝塚記念までの平地GI全12レースを、それぞれ異なる騎手が勝ったことだ。これはJRA史上初めてのことであり、珍事と言っていいだろう。

 この珍事を演出したのは、GI初制覇を成し遂げた菱田裕二、津村明秀、菅原明良の3人だ。菅原はデビュー6年目の若手で、同期では2023年の高松宮記念をファストフォースで勝利した団野大成に次ぐGI騎手となった。21世紀生まれの騎手による、初のGI勝利でもある。まだ若いので、前途洋々だろう。

 リーディングジョッキーは大方の予想通り、クリストフ・ルメールと川田将雅の争いとなっている。ルメールがドバイでの落馬負傷で約1カ月休んだことを思うと、実際の数字以上の差がある。

 そのルメールは宝塚記念が終わると夏休みを取り、7月27日の新潟競馬が始まるまで、フランスで家族サービス中。これまで1カ月も休みを取ることはなかったが、今年は故郷で英気を十分に養ってくるようだ。

 ちなみに、今年の夏は涼しい北海道ではなく、新潟で騎乗する。アーモンドアイの初仔をはじめ、ノーザン系クラブの有力新馬が新潟デビューを予定しているからだ。日本に戻ってくると、勝ち星を量産することになるだろう。

 女性騎手には心配なことが立て続けに起きている。古川菜穂と小林美駒が大きな事故により、戦線離脱を余儀なくされた。今村聖奈も函館競馬場での調教時の落馬による右肩負傷で、今週から数週間は騎乗できないようだ。女性騎手に疫病神が取り憑いているのだろうか。

 最後に、今週デビューする期待の新馬について触れておきたい。

 函館日曜の新馬5R・芝1800メートルには、素質馬が勢ぞろい。この舞台からゴールドシップやソダシといったGI馬が生まれているだけに、目が離せない。

 注目しているのは、モーリス産駒のゴーゴータカシ(牡、美浦・武井厩舎)。調教で古馬オープンのゴーゴーユタカと併せて、馬なりのまま併入するぐらい走る。武井師は、

「6月2日の東京新馬・芝1400メートルを勝ったスターウェーブより体力がある。パワータイプで、函館の洋芝も合う」

 と自信ありげだ。

(兜志郎/競馬ライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月06日 17:00

    2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク