スポーツ

騎手と調教師「相性抜群 or 絶縁不仲」を一挙紹介(3)

20140123j

 昨年の東のリーディングに輝いたとはいえ、内田博幸(43)の先行きには暗雲が垂れこめる。大井競馬の後輩で昨年3月に中央デビューした戸崎と僅か1勝差。ゴールドシップの騎乗ミスで須貝尚介師(47)に見切りをつけられたのだ。スポーツ紙デスクが解説する。

「須貝師は12年のダービー5着の時から不満を募らせていたそうで、根は深そう。内田は寡黙なタイプだけに誤解されやすく、修復は難しい」

 ただ、昨年のジャパンカップでのデニムアンドルビーの内田から浜中俊(24)への乗り替わり劇は、同馬を管理する角居勝彦師との火ダネが原因ではないという。デスクが続ける。

「昨年のリーディング1位・角居厩舎の主戦というと、シーザリオで初海外GIをプレゼントした福永と思われがちですが、実は特定の騎手にこだわらないのが角居流。騎乗回数トップの高田潤(33)でさえ28回だけで、福永とC・デムーロ(21)が25回で続く。16回の内田は〈7・2・2・5〉と好走率が高いだけに、今年も重用されますよ」

 内田自身の成績を見ても、特定の厩舎と結び付く傾向は見られないという。競馬ライターが話す。

川田将雅(28)と松田博資師なんて162回、戸崎は堀師と100回という中、内田はさまざまな厩舎で勝負騎手として起用されている。例えば年間23勝だった戸田厩舎で22回乗って7勝と貢献、馬券的にも覚えておきたいコンビです」

 騎手と調教師の相関関係には、意外なほど馬券攻略に役立つネタが転がっているのだ。伊吹氏も推奨コンビをあげる。

「強烈なヤンチャキャラの藤田伸二(41)が福永と岩田を批判しながら幸英明(37)に一目置くというので調べてみると、幸は西浦勝一厩舎で〈7・8・12・33〉と好成績。東京大賞典を制したホッコータルマエとのコンビで有名ですが、下級条件でも穴馬券を提供するなど、巧みな騎乗が光ります。藤田自身も騎乗数こそ減っていますが、白井寿昭師とのコンビで優秀な数字を残しています」

 そして今年リーディングを狙う川田と浜中のライバル対決も見ものだ、と前出・競馬ライターは言うのだ。

「安田隆厩舎の主戦は、出色の好走率を残した浜中に軍配が上がるが、元所属騎手だった川田にも意地がある。2人が安田隆厩舎の馬に乗ってきたら黙って買いでしょう」

 まさにウハウハ馬券の鉱脈と言えそうだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
報道陣驚き!佐々木朗希ドジャース入団会見は「中身薄すぎな言葉」のオンパレードだった
2
「話にならないと思いますよ」元世界王者・内藤大助が斬り捨てる「井上尚弥の挑戦者」の平凡さ
3
渡辺麻友にフジテレビ・渡邊渚元アナ…突然テレビから消えた美女の「非公表な体調問題」
4
中居正広が大ダメージを与えた日本サッカー界の「代表復帰選手」問題
5
九里亜蓮FA金銭補償の「答え合わせ」は前田健太の「広島カープ帰還」という感涙