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記事全文を読む→「長州力・武藤敬司・蝶野正洋」大物プロレス3人衆に「パクリ企画」をやらせてワイプ画面に押し込んだ「ラヴィット!」にモノ申す!
「ラヴィット!」(TBS系)の9月5日の放送があまりに期待外れで食い足りなかったので、モノ申したい。
前日の終了間際、翌日の放送内容の告知に続き、田村真子アナの口から、
「スタジオには長州力さん、武藤敬司さん、蝶野正洋さんら、レジェンドプロレスラー3人衆が殴り込み」
とアナウンスされたので、「こりゃあ見ものだぞ」と大きな期待を持ってリアルタイム視聴に臨んだのだが…。
放送当日。オープニングで長州、武藤、蝶野の3人が、紹介がてらに簡単な挨拶。最近でこそ、イベントや他の番組で見かける機会があるとはいえ、あの頃のプロレス好きとしては、この3ショットだけでもう興奮してしまう。
さすがの存在感を放ちまくる3人を前に、金曜日のシーズンレギュラーとして出演中の、女子プロレス団体スターダム所属ヒールレスラー上谷沙弥も、緊張の面持ちで最敬礼だ。
とはいえ、武藤こそ現役時代の最晩年とは見た目がそう大差がないものの、長州は「俺はお前の噛ませ犬じゃないぞ!」「跨ぐなよ!」「なにコラ!たこコラ!」と鬼気迫る表情で吠えていたあの頃とはほど遠い、好々爺のような笑顔。蝶野はグラサンと白髪のヒゲのせいで、「黒のカリスマ」どころか、大竹まことにしか見えない。時の流れを否応なく感じさせることは事実だ。もっとも、この3人が揃って朝のバラエティー番組に出ていることだけでも、隔世の念は禁じえないわけだが。
さて、本編に入ると、ご褒美のハンバーグ試食を懸けて、肉を模した粘土を300グラムちょうどにするという、「ぽかぽか」(フジテレビ系)の人気コーナーの安いパクリ企画や、蝶野が大好きな「フルーチェ」をみんなで食べて何味かを当てる「利きフルーチェ」なる、これまた「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)のパクリを強いる。さらには、参加メンバーが順番に早口言葉を言い合い、言い間違いや噛み噛みになる姿に笑ってしまうのを我慢し合う「笑ってはいけない早口言葉ファイト」なるゲームが。
なんだかんだ文句を言いつつも、しっかり取り組むレジェンド衆の姿に、ついついこちらも笑顔になってしまうわけだが、それ以上に芸人たちやアイドルのゆるいトークと、グダグダなやりとりのせいで、「これだから『ラヴィット!』って楽しめないんだよな」と再確認させる場面が多い。
どうにもMCの川島明(麒麟)が、そんな芸人たち寄りの進行をしているように見受けられる場面があり、徐々に不満を覚えるように。
しかも、番組後半は、EXITのロケVTRコーナーに変わり、せかっくのレジェンドの姿が、ワイプの小さい枠に押し込められる始末。そんなこんなで結局、視聴後の感想は、冒頭のようなものになってしまった
昭和のプロレスでこんな不完全燃焼を見せたら、それこそ観客がリングに椅子を投げ込むわ、会場に火を放つわの、大暴動を起こしかねない。本当、令和でよかった。
(堀江南/テレビソムリエ)
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