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記事全文を読む→千葉ロッテ「種市のフォークボール」が潮目を変えた「新球場建設問題」やっぱりドームより屋外がいいかも…
千葉ロッテの「新球場問題」に、図らずも一石を投じる結果となった。種市篤暉が日本ハム打線を4安打1失点に抑え、今季6勝目を挙げたのは、9月3日の試合。遅ればせながら、チームでは今季初の完投勝利だった。その試合から1週間ほどが経って、「やっぱり、新球場も屋外で」の声が地元から強く出始めたのである。
「この日の種市のピッチングを振り返ると、カギはフォークボールだった。9回にレイエスを空振り三振に仕留めたのも、フォークボールでした」(スポーツ紙デスク)
ロッテの本拠地ZOZOマリンスタジアムは、球場に吹き込んでくる強い浜風の影響で「変化球の軌道」が変わることがある。フォークボールやカーブが特にそうで、浜風が落下軌道の途中で「揺れ」を生じさせ、打者を翻弄するのだ。
種市の投球はその恩恵、地の利を生かしたものだったわけだが、2034年をメドに、隣接する幕張メッセ駐車場に新球場を建設する計画が決まったばかりだ。
「新球場の基本的な骨格プランは、屋外型です。ただ、浜風がZOZOマリンの老朽化を早めた事実は見逃せません。暑さ対策の必要性からも、ドーム球場を検討しなければならないのではないか、との声が出ています」(地元関係者)
ドーム化が千葉市議会の議案に挙がったことはない。「本格的な工事が始まる前の最終的な協議で提議される可能性」といったレベルだが、土・日曜日のデーゲームや高校野球の舞台となることも考えると、「屋外球場で本当に大丈夫か」の議論は必要だろう。
「新球場の建設には、地元企業の協力が必要です。でも佐々木朗希が渡米して以降、新球場への熱量がドッと落ちてしまった」(前出・地元関係者)
「プロ野球観戦」の視点で考えれば、種市のフォークボールが「魔球」に変わる楽しみが、無風のドーム球場では消えてしまう。新球場が予定されている幕張メッセ駐車場にも、浜風は吹き込む。雨天中止で日程が厳しくなるのは仕方ないとして、地元では「屋外の良さ」が再認識されつつあるのだった。
(飯山満/スポーツライター)
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