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記事全文を読む→Netflixでドラマ化「細木数子」を世に知らしめた「島倉千代子の5億円借金」肩代わり手腕/壮絶「芸能スキャンダル」会見秘史
はたして戸田恵梨香演じる「占い師・細木数子」はどこまで、細木氏本人の衝撃的な半生に迫ることができるのか。Netflixで2026年に世界配信されるシリーズ「地獄に堕ちるわよ」。主演の戸田が自身のインスタグラムで細木氏に扮したビジュアルを公開し、その姿がSNS上をにぎわせた。
細木氏(享年83)は中国の易学から編み出したとされる「六星占術」の創始者。1980年代に発表したベストセラー著書でブームを巻き起こすと、2000年代には数々のバラエティー番組に出演、「視聴率の女王」と呼ばれたものだ。
しかし、裏社会とのつながりが囁かれるなど、占い師になるまでの経歴は謎含み。そんな細木氏が初めて表舞台に登場したのは、島倉千代子の「10億円超」とされる借金をめぐるトラブルがらみだった。
島倉はファンが投げた紙テープの芯が目に当たって、失明危機に陥る。治療した眼科医とのちに恋仲になるも、その眼科医がひと儲けしようと、島倉のために芸能プロを設立。ところが瞬く間に借金が3億円に膨らみ、島倉の実印を押した裏金融からの借金は、およそ5億円に膨らむことに。
そんな状況下で借金取りに追われ、深夜の街を彷徨う島倉を偶然、発見。自宅に保護した上で、彼女の借金を肩代わりし、再起の道を開いたのが、細木氏だったのだ。
1977年3月22日、東京・赤坂のディスコ「マンハッタン」で細木氏を伴って記者会見に臨んだ島倉は憔悴した表情で、
「たいへんお騒がせして申し訳ありません。うまく言えませんので今、お世話になっているママに聞いてください」
そう話を振られた細木氏は、代わって説明を始めた。
「M医師は島倉の純情を踏みにじり、徹底的に利用したんです。島倉は被害者ですが、加害者の立場に追い込まれて、債権者に迷惑をかけてしまいました。でもその責任を果たすと言っています」
細木氏は島倉の代理人として、債権者会議を開催。当時を知る芸能記者によれば、
「この席で細木氏は1億5000万円を現金で用意しており、それで納得する債権者には即刻、支払うと提案。つまり手形総額4億3000万円の3分の1に負けろ、と迫ったのです。集まった22社にはヤバイ街金が多く、細木氏の手腕に芸能マスコミからも称賛の声が上がったものです」
ところがほどなくして、美談の裏には細木氏と暴力団幹部との関係や、「島倉の借金を肩代わりした見返りに、無理やり働かせた」といった記事が週刊誌に掲載された。さらに2006年には「週刊現代」で「細木数子 魔女の履歴書」という連載がスタート。細木氏と暴力団の関係や過去の売春斡旋、占いの盗作疑惑などが告発された。
細木氏は版元の講談社に対し、6億円の損害賠償訴訟を起こす。訴えは2年後に取り下げられたが、この騒動をきっかけに、表舞台からは姿を消すことになった。
Netflixのキャッチコピーは「人々の心を支配した日本一有名な占い師・細木数子は救世主だったのか、それとも悪魔だったのか─―」。
昭和が生んだ女傑、そんな彼女の存在を世に知らしめたのが、島倉の記者会見だったのである。
(山川敦司)
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