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記事全文を読む→悪名高き害獣たちを大変おいしゅういただきました(3)ヒグマが赤ワインで煮込まれ
次いで、林氏の店「あまからくまから」を訪れた。
19〜23年にかけて北海道で幾度となく家畜を襲い、コードネーム「OSO18」で恐れられたオスのヒグマが捕獲・処分された際、その肉を入手し、炭火焼にしてお客さんに提供した店だ。
「当時は、OSO18だとは知らずに入荷しました。OSO18の対策地域から外れたところで捕獲されたようですし、300キロを超える大きさだということだけ聞いていました。その後のDNA鑑定で、結果的にOSO18だったとわかったのです」(前出・林氏)
さっそく、こちらでもクマをいただいてみよう。
注文したメニューは「ヒグマのペッパー赤ワイン煮」。狂暴なヒグマがなんともハイカラな調理をされたものである。
いやはや、箸で割けるほど柔らかい。スパイシーな味付けもあって、ジビエ初心者でもスムーズに口に運ぶことができる。
同店では、ヒグマ、ツキノワグマのほか、シカ、イノシシ、ハクビシンやアナグマ、アライグマを入荷することもあるという。
「ハクビシンやアナグマといった小動物は、お肉がいくらも取れないんです。そうなると、そのお肉を売ろうという人が少ない。精肉するのに手間もかかりますからね。とはいえ、ハクビシンやアナグマは果物が好きなので、果樹園で被害を与えていて処分されたものに関しては味がいいのです。脂が甘くてフルーティで、鍋やすき焼きにすると、鶏や豚とは全然違うおいしさです」(前出・林氏)
そんな実情を踏まえたうえで、害獣メニューをテーブルに並べた。エゾシカのパテ、キョンのリエット、イノシシのベーコンという3種だ。
エゾシカはスパイスで、キョンは適度な酸味でそれぞれ臭みを抑えているから、酒が進む。ジビエがアルコールと好相性であるとつくづく感じた。
驚いたのはイノシシ。脂身が豚の比ではないほど甘く、肉の旨みもこってり。さぞ、おいしい畑を荒らして駆除されてきたのだろう。
駆除された生き物がただ廃棄されるくらいならば、食肉として有効活用できればまさに「SDGs」と言えるのだろうが‥‥。
「例えばクマに関しては、駆除されたうちの10%くらいしか流通していないと思います。他の動物ではまた少し数字が変わってきますが、総じて廃棄処分される割合は多い。そこで最近では、鹿肉をペットフードにする取り組みもしています。今では食肉としてよりも、ペットフードのほうが多いのではないでしょうか。量は決して多くはないですが、命を少しでも無駄にしないことができればいいかなと思って取り組んでいます」(前出・林氏)
ふと隣のテーブルを見ると、仲睦まじい若いカップルがジビエ料理を楽しんでいた。
「クマがいっぱい処分されているから、いっぱい食べなきゃ」
彼女が愛らしいことをおっしゃる。「ヒグマ対ツキノワグマ 対決ステーキ」を注文したようだ。
“もりもりのクマさん”を堪能するのだろう。
たとえ害獣として処分しなければならなかったとしても、人々の“血肉”となるのであれば、少しは報われるというものではないだろうか。
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