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記事全文を読む→「信じられない」横綱撃破!安青錦21歳、相撲界を変える最速出世物語
大相撲秋場所12日目、両国国技館が大歓声に包まれた。新三役の小結・安青錦(21=安治川部屋)が、ここまで無敗を誇っていた横綱・豊昇龍をスピードある攻めで破ったのだ。館内には座布団が舞い、勝者は「信じられない。自分の相撲が取れた」と興奮気味に語った。
安青錦は初土俵からわずか12場所で新三役昇進。1958年の年6場所制以降、学生横綱など特別待遇の「付け出し」を除けば史上最速の出世となる。また、入門から一度も負け越しせず新三役に到達したのは、元横綱・曙、元大関・琴欧州(現鳴戸親方)に次いで3人目。曙が8勝止まりだったのに対し、安青錦は横綱撃破で9勝目を挙げており、そのインパクトは過去を凌ぐ。
21歳の新星は戦火のウクライナ出身だ。2022年4月に「必ず日本で力士になる」と決意して来日し、同年12月に安治川部屋に入門。翌23年9月に初土俵を踏んだ。両親や家族はドイツに避難し、父親は現地でクリーニング店を経営している。仕送りは一切せず、相撲に集中できる環境が整っているという。
外国人力士にとって大きな壁となるのが日本語だ。だが安青錦は来日前から知性が光っていた。ウクライナの大学進学率は82%(2024年)と高水準で、彼自身も地頭が良い。来日後は関西大学相撲部で暮らした経験もあり、日本語は完璧にマスター。力士の四股名をほぼ正確に読めるほどで、相撲協会関係者からも「外国人力士の中で過去最高の優等生」と太鼓判を押されている。
若さ、実力、そして知性。三拍子そろった安青錦は、横綱撃破をきっかけに今後さらに注目を集めるだろう。新時代の相撲界を牽引する存在として、大きな期待がかかっている。
(小田龍司)
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