社会
Posted on 2025年10月04日 13:00

34歳以下の若者はダマされる!名古屋・歌舞伎町…「ぼったくり店」店名表記が示す「学校教育の空白」

2025年10月04日 13:00

 名古屋市の繁華街・栄で、飲食店利用客に高額な料金を請求する「ぼったくり被害」が相次いでいる。愛知県警によると、2025年は8月末時点で相談件数が180件に達し、すでに年間最多を更新。被害総額は1億2000万円を超え、来年秋のアジア競技大会・アジアパラ競技大会を控える中、県警はパトロールを強化している。

 名古屋のみならず、東京・歌舞伎町では2015年頃から、キャバクラやガールズバーによる高額請求が社会問題化してきた。交番前で被害者と店員が言い争う光景は日常化している。典型的な手口としては、メニューの小さな文字に高額なサービス料を忍ばせたり、同席した女性に勝手に高額ドリンクを注文させたりするものだ。請求額が1人30万円から50万円に達する例もあり、その悪質さは際立っている。さらに一部店舗では、特殊詐欺グループの資金洗浄に使われていた実態も確認されている。

 こうしたぼったくり店を見分けるための「ライフハック」がある。最もわかりやすいのが「店の看板」なのだとか。一体どういうことか。繁華街事情に詳しいルポライターが解説する。
「そもそも看板がなければ、店名がわかりません。あるいは、あっても英語の筆記体などで書かれていると、判読しにくいケースがあります。どちらも危険なサインです」

 店名が読みにくいのはトラップであり、あとで思い出せないように仕組んであるのだ、と。とはいえ、多くの繁華街では客引き自体が条例で禁止されており、安易にキャッチについていかないことが最大の防衛策となる。

 そもそも筆記体表記のぼったくり店があるのは偶然ではない。文部科学省は2002年告示の学習指導要領改定で、2003年度から筆記体を必修から外した。そのため、1990年4月から1991年3月生まれを境に、現在34歳から35歳以下の世代は、学校で筆記体を習わずに育ってきた。結果として筆記体の店名は若い世代には判読が難しく、あとから場所を特定しづらい。こうした「教育の空白」を、ぼったくり店が意図的に利用しているとしたら…。

 不幸にして被害に遭った場合は看板やレシートを撮影し、場所や金額を特定できる証拠を残すことが重要となる。そして何よりも大切なのは、怪しげな客引きには決してついていかないこと。名古屋や歌舞伎町に限らず、全国の繁華街で同様の手口が横行しており、利用者ひとりひとりの警戒心こそが、被害防止の最も有効な手段となる。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月07日 08:00

    ピン芸人の中山功太がバラエティー番組の収録中に語った「10年間ぐらいずっといじめられた先輩がいる」と告白してからしばらくが経つが、あの騒動が芸人の間で「ひとごとではない」として波紋が広がり続けているという。問題の「先輩」とされるサバンナ・高...

    記事全文を読む→
    政治
    2026年08月19日 21:00

    「激ヤセ」は芸能人によくある現象だが、北朝鮮でも大いに関心を集めている有名人がいる。金正恩総書記の娘、ジュエ氏だ。朝鮮中央通信は8月17日、金総書記が前日に平壌で行われた祖国解放81周年記念のサーカス公演や、水泳・飛び込み競技を観覧したと報...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年08月24日 13:45

    もともとドラマウォッチャーとして知られる歌手・大塚愛が、8月23日放送のドラマ「VIVANT」(TBS系)に登場した。わずか20秒程度だったが、主演・堺雅人とのツーショット共演。しかも、事前告知なしだった。TBS関係者が言う。「普通なら局側...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/18発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク