芸能
Posted on 2025年11月03日 09:30

なんだ、これは…イスから滑り落ちた衝撃の歌唱力!能瀬慶子「アテンション・プリーズ」の超ド級インパクト

2025年11月03日 09:30

 最近のアイドルは歌唱力のある者が増えているが、昭和のアイドルは正直、歌唱力は二の次、三の次で、見た目重視だったと思う。とにかく女性アイドルは愛らしく、男性アイドルはイケメンで…ということが大事だった。

 それにしても能瀬慶子の歌唱力は、かなりのインパクトがあった。ホリプロスカウトキャラバンで優勝し、山口百恵の後継者と言われていたが、1979年のデビュー曲「アテンション・プリーズ」はメガトン級の衝撃度があった。

 当時、ラジオの人気DJが「この曲が流れてきた瞬間、イスから滑り落ちた」と評していた。実際、筆者も「なんだ、これは…」と驚いたものだ。アップテンポでリズムを取るのが難しい曲であり、どうにも調子っぱずれに聴こえるのだ。今でもYouTubeで彼女が歌っている動画を見ることができるが、バックバンドの伴奏についていこうと必死に歌っている表情が、ちょっと痛々しくもある。

 彼女はその後、3曲出しているが、それはごく普通に聴くことができるレベルだった。要するにデビュー曲だけが難しく、彼女に合っていなかったと思う。とはいえ、デビュー曲のインパクトがあまりに強すぎたのか、ヒットには恵まれず、1983年に芸能界を引退した。

 現役時代に会う機会はなかったが、それからおよそ20年後、彼女を取材する機会があった。当時、お祭りなどで太鼓を叩く姿が話題になっていた。東京都文京区生まれで、幼少時からお祭り好きだったようだ。
 筆者が会った際、アイドル時代とは打って変わって凛とした大人の女性になっており、
「とにかくお祭りで太鼓を叩くのが楽しい」
 と笑顔を見せた。

 さらにアイドル時代について聞くと、
「歌うのはあまり得意じゃなかったし、恥ずかしかった。でも、いい経験をさせていただきました」
 やはり歌に苦手意識があったようだが、映像などで見る限り、太鼓の腕前は確かで、驚くほど正確なリズムを刻んでいた。間違いなく音楽的な才能はあったのだ。

(升田幸一)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク