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記事全文を読む→猫側から見た「野良猫の不妊去勢活動」外で暮らす猫の生活はどれほど過酷か/ケイリン女王・高木真備の「保護ねこ生活」
みなさんこんにちは! 高木真備です。
だいぶ朝晩は冷えるようになってきました。かと思えば日中はまだ汗ばむ日もあって。服装に迷う時期です。でもまだ本格的な冬にはなってほしくない。秋を満喫したい。そんな複雑
な気持ちで過ごしています。
前回は茨城県の保護団体さんとのイベントを踏まえてTNRに触れつつ、「増えすぎた猫が
街に溢れると何が起きるのか」を、人間側の視点で書いてみました。TNRとは「野良猫を捕獲
して不妊去勢手術を施し、元の場所へ戻す」という、一代限りの命を大切にする活動です(写真はTNRを広めていた猫の着ぐるみと話しているところ)。今回はその続きとして、猫側の視点で書いてみたいと思います。ぜひ想像しながら読んでみていただけると嬉しいです。
外で暮らす、飼い主のいない猫=野良猫たち。公園や自然の中で自由に暮らすことができるので、部屋の中で生活するよりのびのびと生きていけるのでは…。家の中だけでは可哀想? このような声をたびたび耳にします。
確かに好きなところに移動して、自由に景色を見られるのはいいことかもしれません。が…実は過酷な生活を強いられている部分もあったりします。
まずは天候の問題。夏は暑くて、冬は寒い。外で暮らすということは、空調の効いた場所には行けません。そのため、真夏は木陰で休むしかなかったり、冬は軒下などで寒さを凌いだり。中には車のボンネットの中に入ってしまう場合もあります。そのままエンジンをかけてしまうと死に至る危険があって、とても怖いです。昔に比べて日本の気候は変わってきているので、今後はさらに厳しくなるかもしれませんね。
そして食べ物や飲み水も、自分たちで探す必要があります。よく聞くのが、水たまりの泥水を飲んで生活していたという、保護猫のおはなし。室内で飼われている猫のように、常に綺麗な水飲み場があるわけではないので、喉が渇いたタイミングですぐに飲むことが難しい場合も。なんとか探して行き着く場所が水たまり…辛い現実ですよね。
さらに、激しい縄張り争いもあります。野良猫同士でケンカをして傷だらけになっていることもあり、そこから菌が入って病気になったり。そして道路にはたくさんの車が走っているので、轢かれて命を落としてしまう危険も存在します。運良く生き延びたとしても、ケガの治療をしてもらわなければ、痛みに耐え続ける必要があります。外の世界は猫にとって、危険がいっぱいなのです。
外で暮らす猫の平均寿命は、3歳から5歳程度。家の中で飼われている猫は15歳ほどなので、「外で生きるのは命懸け」というのがよく分かります。野良猫が繁殖するということは「過酷な環境で生きていく猫が増える」ということ。猫側の視点で考えてみても、いいことばかりではないと、私は感じました。
改めて書きますが、TNRは過酷な環境で生きる猫を減らし、同時にその街に住む猫が苦手な人の負担も減らせる。人間にも猫にもメリットのある活動です。もちろん「猫たちの繁殖を止めるのは自然に逆らう行為だから可哀想」という意見もあります。でも何が本当の幸せなのか…。
動物は話せないので答えが出ない問題ですが、だからこそ、みんなで考えることが必要です。YouTubeや各都道府県のウェブサイト、パンフレット等でTNRについて紹介されているので、この機会にぜひ興味を持ってご覧いただけたら嬉しいです。
次回は茨城県で開催したイベントの取り組みを紹介したいと思います。とても貴重な経験をさせていただきました。ぜひお楽しみに!
ここでイベントのお知らせです。
●11月15日(土):わんにゃんフェスティバルin小田原競輪場/小田原競輪場(神奈川県小田原市)
●11月16日(日):サイクルアートフェスティバル 保護犬猫譲渡会&クイズ・ワンニャンしあわせカルタ大会/取手競輪場(茨城県取手市)
●11月24日(祝):わんにゃんフェスティバルin小倉競輪場/小倉競輪場(福岡県北九州市)
詳しくは高木真備official site(https://www.funfunsignai.com/)をご覧ください!
(高木真備)
たかぎ・まきび●1994年8月17日生まれ。2014年に競輪選手としてデビューし、2021年ガールズグランプリで優勝して年間女王になる。2022年に競輪選手を引退し、その後は犬猫の保護活動に携わっている。
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