社会
Posted on 2025年11月23日 10:01

温泉療法専門医が指南する簡単手作り「長生き入浴剤」のすゝめ(2)「重曹」と「クエン酸」のみで

2025年11月23日 10:01

 早坂氏は、この入浴法で得られる「心身への恩恵」をよりいっそう高めてくれる秘策についても明かしてくれた。

「炭酸ガスを含んだ、炭酸系入浴剤は特にお勧めです。炭酸が皮膚から吸収されると、より血管が広がって血流がよくなり、体温も上がりやすくなります。アンチエイジングにもつながり、病気になりにくい状態をキープできるのです」

 とはいえ昨今の物価高もあり、入浴剤を毎日使用するとなったら、その費用もバカにならない。

 実はドラッグストアやネットショップなどで簡単に入手できる商品で、市販の炭酸系入浴剤に勝るとも劣らぬ入浴剤を簡単に、しかも格安に手作りできるというのである。

「準備するものは、『重曹』30グラムと『クエン酸』15グラムのみ。重曹とクエン酸は食用を推奨します。それらをボウルなどに入れて、よく混ぜる。これで完成です。私はこれを『長生き入浴剤』と呼んでいます。あとは、それを180〜200リットルのお湯を張った湯船に入れて溶かすだけ。この時、完全に溶けてから湯船に浸かることがポイントです。泡が出ている間が、見た目としては効果がいちばん得られそうに見えますが、この時点ではまだ炭酸は湯に溶けきっていません。むしろ泡が消えたあとの、透明になった湯にこそ、しっかり炭酸が溶け込んでいるのです。この長生き入浴剤の湯にゆったり浸かることで、普段の入浴以上の温熱作用効果が得られ、皮膚からの吸収が進み、血流促進や疲労回復、リラックス効果が期待できます」

 体を効率よく温める入浴法には、さらなるポイントがあるという。

「肩までしっかり浸かること。全身浴は、血流を促進する温熱作用が得られやすいからです。また、10分を超える長風呂は逆効果となります。深部体温が上がりすぎて、熱中症のリスクなどが高まるからです。連続で10分間入浴するのは長いと感じる人は、まず5分浸かって、その後、体を洗って、また5分浸かるというインターバルをとる入り方でもOKです。お風呂に入るタイミングは、就寝の90分前を勧めています。入浴後に体温が緩やかに下がっていくことで、リラックス状態となり、自然と眠気が生じ、寝酒や睡眠薬に頼らなくても質の高い睡眠をとることができるのです」

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