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記事全文を読む→【アウトドア最前線】新緑の「ソロキャンプ」に新トレンド到来!焚き火をしない「静寂のデジタル・デトックス」は何もしない贅沢時間
新緑がまぶしい、5月のキャンプシーズン。週末ともなれば、各地のキャンプ場は家族連れやグループ客の歓声で賑わうが、その一方で、驚くほど静まり返った「異空間」がある。近年は「キャンプ=焚き火とBBQ」という常識を真っ向から覆す、通称「サイレント・キャンプ」が、疲弊したビジネスマンの間で静かなブームを巻き起こしているからだ。
最大の特徴は、キャンプの代名詞と言える「焚き火」をあえてしないことにある。SNS映えを狙った派手なキャンプスタイルへのアンチテーゼであり、徹底した「引き算のレジャー」がそこにはある。
最新アウトドア事情に詳しいレジャーライターが解説する。
「焚き火は確かに情緒的ですが、実はデメリットも多い。山火事のリスクがあるため火の管理で片時も目が離せず、撤収時には完璧な消火作業が求められます。さらに、髪や衣服に染み付く強烈な煙の臭いや、重い焚き火台、着火剤、グローブといった荷物の増加も無視できません。特に気温が上がるこれからの季節、暖をとる必要がないのなら、焚き火を捨てる選択は非常に合理的です」
凝った料理いらず「コンビニのレトルト」を温めるだけで十分
4月からの新生活や仕事の喧騒で神経をすり減らした層にとって、今求められているのは「何もしない贅沢」なのである。
事実、他人の気配を完全に遮断するため、SNS用の写真撮影すら禁止する「おひとり様限定」のキャンプ場まで登場。スマホを封印し、ガスバーナーで沸かしたコーヒーを片手に、ひたすら読書や瞑想に耽る。デジタル・デトックスを兼ねたこのスタイルが、現代人の精神的充足に直結しているのだ。
先のレジャーライターが、自らの体験談を語る。
「誰かに見せるためのキャンプではなく、自分の内面と向き合うための時間です。初心者が失敗しないための作法は、まずは徹底的に荷物を減らすこと。凝った料理は必要ありません。コンビニのレトルトを温める程度で十分。音を立てず、ただ風の音や鳥の声に耳を傾ける。この静寂こそが、最高の自分メンテナンスになるのです」
過熱しすぎたアウトドアブームの先に現れた、究極のミニマリズム。焚き火の音すら排除した先に待っているのは、都会では決して味わえない本当の自分との再会かもしれない。
(滝川与一)
アサ芸チョイス
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