スポーツ
Posted on 2025年03月21日 09:58

2026年から移行「Jリーグ秋春制」でキャンプ地「誘致合戦」激化の明暗

2025年03月21日 09:58

 これまで2月だったサッカーJリーグの開幕時期が、2026年-2027年シーズンから8月に移行。この「秋春制」が採用されることにより、北海道や東北地方といった涼しい気候の地域での誘致合戦が激化している。

 3月1日には「セレッソ大阪」が、開幕前の夏季キャンプを北海道東川町で実施すると発表したが、Jクラブのキャンプ地誘致に成功すれば、選手やスタッフなど1チームあたり60人近くが宿泊施設を2週間ほど利用することになる。さらに、サポーターが観光を兼ねて公開練習の見学に訪れることが予想され、宿泊施設だけではなく、飲食店や観光スポットも潤う。町にとっては「プチバブル」が期待できることなのだ。スポーツライターが解説する。

「キャンプ期間中には交流イベントが開催されることがあり、地元の子供たちがプロの選手と間近に触れ合い、競技力の底上げにもつながります。ただ、競技施設の整備をする場合、ピッチの芝生の張り替えなどの費用は1億円以上かかるとみられていますし、その負担額は大きい。それでも経済効果を考えれば、このタイミングで誘致に手を挙げないのは、ビジネスチャンスを逃すと考えているようです。夏場の過ごしやすさ、雨の少なさ、空港や市街地への利便性、リフレッシュ施設など、町側はそれぞれのウリをクラブ側に積極的にアピールしています

 一方で、秋春制への移行でピンチを迎えることになりそうなのが、温暖な気候の沖縄・九州地方だ。今シーズン開幕前(1月中旬から下旬ぐらい)には沖縄、宮崎、鹿児島の3県を、J1からJ3まで40以上のクラブが訪れている。しかし8月に開幕するとなれば、各チームがキャンプ地を移転させる可能性はかなり高い。

「2026年-2027年シーズンは、12月中旬から翌年2月中旬までリーグ戦を中断する『ウインターブレーク』が組み込まれる予定です。しかし開幕前と合わせて1年に2回もキャンプができる資金力のクラブは限られているだけに、九州地方は誘致に諦めムードが漂っています」(前出・スポーツライター)

 Jリーグ開幕時期の「引っ越し」が生む悲喜こもごも。キャンプ地に関わる自治体にとっては、まさに今が勝負の時期となる。

(海原牧人)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月04日 07:15

    中国人民解放軍が公開した一本の「反戦アニメ」に、日本から「ジブリの丸パクリではないか」との批判が集中している。人民解放軍の英語版公式Xは「中国は日本当局に軍国主義との決別を促す」との投稿に2分5秒の短編アニメ「平和の仮面」を添付した。画面に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク