Posted on 2025年11月27日 11:30

【球界発掘秘話】「超遅い球で176勝」名投手・星野伸之が嘆いた「悲しいデッドボール」打者とトレーナーの行動

2025年11月27日 11:30

 オリックス、阪神OBの星野伸之氏で思い出すのは、プロ野球随一とされる「遅い球」だ。代名詞のスローカーブを武器に11年連続2桁勝利、通算176勝。セ・パ両リーグで活躍したレジェンド投手である。

 11月26日の「これ余談なんですけど…」(ABCテレビ)に出演した星野氏は、デッドボールにまつわる悲しいエピソードを披露した。共演した能見篤史氏が、
「176勝って、これをやっている選手はプロ野球の歴史の中でもひと握りしかいない」
 するとMCのかまいたち濱家隆一も、
「しかも球速で魅せるピッチャーじゃないのが余計にスゴい」
 と絶賛した。

 最速130キロ台だった星野氏は、バッターが死球を恐れないことについて、こう振り返った。
「みんなベースギリギリに立つ。インコースいっぱいにいくとかするかもしれない、っていうところに立つ。それがすごい嫌というか。何だったら当たろうか、っていう人もいる。(実際に)当たった人、何人もいますよ。(でも)1人もシューをしない」
 デッドボールを受けたバッターが誰もコールドスプレーを使わなかったと明かしたのである。
「128キロ(の球)でもまあまあ痛いじゃないですか。(でもスプレーなしで)そのまま試合が進むの。トレーナーも(当たったバッターが大丈夫かを確かめに)一塁まで行かない」

 これで通算176勝2041奪三振なのだから、やはり投手の武器は球の速さだけではないということだろう。
 ちなみにかつて、何人もの打者に「球が速い投手は誰か」とのアンケートをとった野球関連番組で、星野氏を挙げる者が相当数いた。90キロのスローカーブを見た後に120キロ台中盤のストレートが来るとものすごく速く感じ、振り遅れるのだという。中にはバットが折れたとの証言もあった。野球は奥深いのだ。

(鈴木十朗)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/24発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク