エンタメ
Posted on 2025年11月29日 09:00

【潜入実食ガチレポ】「吉野家」渾身の自信作「牛肉玉ラーメン鍋膳(とんこつ)」の「スーパーの麺?」「味がしない…」に困惑

2025年11月29日 09:00

 吉野家ホールディングスは今年5月の中期経営計画で牛丼、うどんに続く第3の柱にラーメンを位置づけ、7月には牛丼チェーン「吉野家」で史上初の麺メニューとなる「牛玉スタミナまぜそば」を限定販売。これが賛否両論を巻き起こした(否定的な意見の方が多かったが…)。
 そして11月27日からは麺メニュー第2弾となる「牛肉玉ラーメン鍋膳(とんこつ)」(税込987円)を販売開始した。渾身の自信作だそうだが、はたしてその味は…。

 これは鍋とラーメンが別になっていて、麺を煮て「煮込みラーメン風」に食べたり、スープにさっとくぐらせて「つけ麺風」に食べることを推奨している。鍋には牛肉、メンマ、白菜、玉ねぎ、ネギといった具材が入っており、生卵や前回の「牛玉スタミナまぜそば」にも付いていた「にんにくマシマシだれ」が用意されている。

 スープはとんこつの濃厚なとろみとコクがあり、醤油のキレもある、塩味と甘みが感じられるもの。現在も同チェーンで販売中の「とんこつ醤油牛鍋膳」と同じものを使用していると思われる。
 黄色みが強い麺は加水率高めのツルシコ中細ちぢれ麺だが、正直に言ってしまえばスーパーで売っている生麺クオリティーであり、おうち麺をしているのかと錯覚してしまった。

 半分の麺をスープに投入して煮込んでいるうちに、残り半分をつけ麺にしていただいてみると、麺とスープの絡みはイマイチのような…。うーん、なぜなのか。実際のつけ麺ほどスープが濃厚ではないので、ほとんど味がしないのだ。
 吉野家的にはスープに付けたあとに生卵にくぐらせてまろやかに食べることをオススメしているが、それをしてしまうとさらにスープの味が感じられなくなくなり、生卵浸し麺になってしまう。これはやめておいた。

 煮込んでいた麺の方はというと、つけ麺スタイルよりはるかにスープが絡んでひと安心したものの、スープの量が少ないため麺全体が浸らず、また固形燃料の火力が弱いので、煮込みラーメンを食べている感覚はほぼなかった。つけ麺風に食べるのはナシだし、どうせなら最初から麺を鍋に入れて煮込んでから提供してくれた方がいいのではないか。

 この商品をラーメンと捉えると、具材との相性が決していいわけではないし、鍋と〆のラーメンと捉えるとご飯はいらないような気がして、どうにも中途半端に感じてしまった。
 渾身の自信作だというが、グループ内にある材料を合わせて作っただけのお手軽感が拭えず、クセが強すぎる「にんにくマシマシだれ」にこだわるのも謎だ。
 これが本当に吉野家の「本気」なのか…。

(小林洋三)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年04月13日 06:45

    日本が準々決勝で敗退した第6回WBCの印象のひとつは、かつて侍ジャパンはイチローに象徴されるような、緻密な技と試合運びの巧さを身上とするスモールベースボールだったのに、近年は大谷翔平、鈴木誠也、村上宗隆、岡本和真、佐藤輝明など、スラッガー中...

    記事全文を読む→
    政治
    2026年04月11日 10:00

    アメリカの対イラン軍事作戦は、ついに「地上戦」を射程に捉えた。トランプ大統領は最強の矛と呼ばれる「第82空挺師団」に派遣命令を下し、最終局面に突入。これまで数々の戦場で恐れられてきた“最強の切り札”は、いったいどんな部隊なのか。...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月11日 12:00

    2028年のNHK大河ドラマが「ジョン万」であることが発表された。ジョン万次郎こと中濱万次郞の波乱に満ちた人生の物語で、NHKのサイトから一部抜粋すると「19世紀の日米と太平洋を舞台に、命がけのサバイバルの連続と遥かなる再会のロマンを描く。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/14発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク