例えば、こんな場面を想像してほしい。休日の昼下がり、渋滞を避けようと、カーナビが案内した田畑の間の脇道へ入る。一般に使われている道で、車同士がすれ違える程度の幅はある。だが速度を指定する標識や標示、中央線、車両通行帯はなく、中央分離帯や柵も...
記事全文を読む→「青春18きっぷ」利用条件「改悪」で中高年が新たに買い求める「超おトクきっぷ」の使い勝手「特急と新幹線も5日間乗り放題に」
普通・快速列車が乗り放題になるJRの「青春18きっぷ」。この冬の利用期間は12月12日から1月12日となっているが、利用条件は昨年冬から大幅に変更された。
それまでは「1日乗り放題×5回分、期間中はいつでも利用可能。5人で1日など複数人での使用もOK」だった。それが「利用は連続する5日間のみ。複数人での利用は不可」に。新たに3日券の発売が始まったが、鉄道ファンの間では「改悪」と批判されている。そのため、リニューアル後は購入を見送る人が増えたと言われる。
そんな「青春18きっぷ」とは対照的に、利用者が着実に伸びているのが「大人の休日倶楽部パス」だ。これは50歳以上を対象とした、JR東日本の「大人の休日倶楽部」会員向けの乗り放題きっぷで、なんと新幹線・特急も連続する5日間乗り放題。利用エリアは東日本(1万9800円)、北海道(1万9070円)、東日本・北海道(2万7740円)で、JR東日本の予約サイト「えきねっと」からの購入ならそれぞれ、1000円割引となる。
この冬の利用期間は11月27日から12月9日、1月19日から1月31日で、毎年度3回(今年度は4回)実施される。いわゆる閑散期にあたる時期だが、この時期を選んで旅行するシニア層は非常に多く、仕事をしていても週末に有休休暇を組み合わせて旅に出る者が少なくない。
鉄道ファン歴40年という都内在住の会社員Yさん(52歳)は、12月にこのパスを使って東日本・北海道の周遊旅行を予定している。
「稚内や釧路などを巡る予定なのですが、新幹線や特急が使えない『青春18きっぷ』だと、こんな旅は日程的に不可能ですから」
以前は「青春18きっぷ」を使って夫婦でよく旅行をしていた、千葉県在住の男性Nさん(66歳)も、現在はこのパスを愛用するひとりだ。
「とにかく安いのがいいですね。しかも三陸鉄道や北越急行といった、JR以外の一部の鉄道会社を利用できるのも魅力的です。パス利用者への特典として、駅構内の一部の売店やコンビニが割引になるのは助かりますね」
「青春18きっぷ」とは違って、利用可能な期間に年末年始やお盆休みなどを挟んでいないため、万人向けというわけではないが、それを補って余りあるコスパの良さ。「大人の休日倶楽部」の会員カードはクレジットカード一体型で、年会費(50歳から64歳2624円、65歳以上4364円)が必要だが、パス以外にも往復または片道200キロ以上で割引が適用になるなど、かなり手厚い。特に首都圏在住で、旅行や帰省に鉄道を使う人は、持っておいて損はないだろう。
(高島昌俊)
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