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記事全文を読む→王者「ホンダN-BOX」販売ランキング4位転落「2つの理由」と「ムーヴVSスペーシアVSタント」軽自動車の新勢力図
「絶対王者」と呼ばれてきた軽自動車「ホンダN-BOX」に、はっきりと翳りが見え始めている。2017年から国内販売台数1位を守り続けてきた看板車種が、2025年10月の軽自動車販売ランキングで、ついに4位へと後退した。
1万2784台という数字自体は依然として上位水準だが、前年同月比24%減という落ち込みは衝撃的だ。ランキングの顔ぶれは大きく変わり、首位には1万6015台を記録したダイハツ・ムーヴ(ムーヴキャンバス含む)、続いてスズキ・スペーシア、ダイハツ・タントが並び、市場の主役が入れ替わりつつある。
N-BOXはなぜ、ここまで失速したのか。その理由はひとつではない。
まず挙げられるのは「高くなりすぎた」という評価だ。軽なのに普通車が買える値段であり、もう気軽に選べるクルマではなくなったのだと。かつて「上質で割安」とされていたN-BOXが、価格面での魅力を失い始めている。
そこに大きく影を落としているのが、内装の「質感の変化」だ。ステアリングは従来の3本スポークから2本スポークに変わり、「軽バンのよう」「どこかおもちゃっぽい」との違和感が噴出。ダッシュボードは叩くとペコペコするほどに軽量化され、デジタル化されたメーターは、フォントの視認性や演出の少なさが不評。値上げしたのに内装はむしろ安っぽい、という不満につながっているのだ。
一方で、ライバル勢は明らかに勢いを増している。ムーヴは新型投入で商品力が大きく向上し、キャンバスとの合算効果もあって、幅広い層に支持が広がった。デザイン、そして装備とのバランスがいいのだ。
タントは不正問題の影響が薄れ、販売数は回復基調に。スペーシアは安定した人気をそのまま維持している。つまりN-BOXが落ち込んだというより、競合車がそれぞれの存在感を強めている状況なのである。
こうした流れを見ると、N-BOXの苦戦は単なるライバルの台頭だけではないことがわかる。モデルチェンジによる質感の変化や価格上昇が、従来のN-BOXに期待されていたイメージと微妙にずれ始めている。その積み重ねが影響しているのは間違いない。
それでもN-BOXそのものへの信頼は根強い。11月以降は販売が戻りつつあり、「結局、N-BOXなら安心」という評価は今も変わっていない。とはいえ、以前のように独走するのは難しいだろう。ムーヴ、タント、スペーシアがしのぎを削る現在の軽市場で存在感を保つには、N-BOXもどこかで方向性を見直す必要がありそうだ。
再び頂点に返り咲くのか、それとも軽自動車の勢力図が新しい展開へと移っていくのか。市場の競争はこれから、さらに激しくなりそうだ。
(ケン高田)
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