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記事全文を読む→広島・小園海斗が納得できない契約更改交渉で浮上する「主力選手の上限額」問題
広島・小園海斗の契約更改交渉が年内決着せず、越年する見通しとなった。鈴木球団本部長は「未定。年を越すんじゃないかなと思う」と語り、交渉の長期化を認めた。広島で越年更改となれば、2012年オフの前田健太(現・楽天)以来となる。
小園は今季、チーム最多タイの138試合に出場し、打率3割9厘、3本塁打、47打点、OPS.753を記録。首位打者と最高出塁率の2冠に輝き、推定年俸9000万円からの大幅増が確実視されていた。
本人の希望額との開きがあったという、広島球団が大幅昇給提示を渋る背景には「球団内の年俸バランスが存在する」との指摘がある。
現在、野手最高年俸は菊池涼介の1億7000万円。投手では大瀬良大地と森下暢仁が2億円の大台に乗っている。
1998年に野村謙二郎が球団史上初めて年俸2億円に到達したが、その水準は前田智徳や金本知憲といった主力選手にとっても、容易に越えられない「上限」として機能してきた。本塁打王2回、打点王1回の実績を残した江藤智に至っては、2億円に届かないまま巨人へFA移籍している。
球団経営を成り立たせるための判断とはいえ、結果として主力の流出を招いてきた歴史がある。今回の小園の交渉は、そうした過去と重ねて見てしまうのだが…。
ちなみに小園は国内FA権の取得まで、あと3年残されている。28歳でその時期を迎えることを踏まえれば、球団が年俸面で慎重な姿勢を取っているようにも見えるのだ。
小園が成績に見合う評価を求めるのは当然。今季はチーム事情でポジションを転々としながら結果を残し、首位打者のタイトルを獲得した。一方で守備位置が定まらなかったことで、ベストナインには届かなかった。その点は、今回の評価を考える上で見逃せない。
越年交渉は小園ひとりの問題ではないように感じる。主力選手をどんな基準で評価し、どう位置づけるのか。広島の姿勢が問われている。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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