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Posted on 2026年09月17日 11:30

日本ハム・新庄剛志監督「続投要請」に「異議あり!」の声が過去最大に膨らむ「話題性と成績と賞味期限」問題

2026年09月17日 11:30

 本サイトがいち早く報じた通り、日本ハムが来季に向けて、新庄剛志監督へ「続投要請」をする。シーズン佳境の9月16日、都内で開催されたプロ野球オーナー会議は「来季の監督」について球団オーナーが言及する場だ。
 日本ハム・井川伸久オーナーは「議論はしていない」と前置きした上で「(来季続投が)ノーだという理由は見当たらない」と話した。

 新庄続投に固まっている最大の理由は、その成績にある。今季優勝は完全消滅したが、日本ハムでは歴代監督で3年連続以上のAクラスを維持した監督は、わずか3人しかいない。名将・水原茂、「親分」の愛称で人気があった大沢啓二、そして侍ジャパン日本代表で世界一になった栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーだ。今季Aクラス入りを決めれば、新庄監督はこの3人に並ぶ。

 もうひとつは、日本ハムが胸を張って「人気球団」の仲間入りを果たしたことにある。今季も阪神、ソフトバンク、巨人に続いて、8月上旬に観客動員200万人突破した。
 1試合平均観客動員は12球団でただひとつ、阪神が4万人台で抜けているが、本拠地エスコンフィードでは3万5000人が最大収容人数にもかかわらず、常時3万人以上は動員しており、
「4万5000人を動員できる東京ドームよりも『超満員』という空気になる。本拠地の盛り上がりは12球団トップといっていい」(プロ野球担当記者)

 日本ハムは球団自体の収益は赤字だが、本拠地の運営など行う「株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメント」は年間約277億円も売り上げて、49億円以上の黒字(2025年12月期)を計上。球場に隣接する商業施設やホテルなど、全体の「Fビレッジ」では年間来場者数が459万人を突破。「試合がない日でもお金が動く」システムは、「新庄続投」の大きな後押しになっている。

圧倒的優勝宣言をしていたはずが…

 これまでは絶大な支持率があった新庄監督だが、同時に「続投に異議あり!」の声も過去最大といっていい。就任5年で優勝が一度もないからだ。
 今季は開幕前に「もう育てる年じゃない」と圧倒的優勝宣言をしていたはずだ。そしてナゾ采配も……。

 それはリーグ優勝への最後の望みをかけた、ソフトバンク3連戦の1試合目(9月8日)だった。極めて重要な試合にもかかわらず、1−14となった8回表二死三塁の場面で、捕手登録の進藤勇也を「プロアマ問わず、野球人生で初めて」という投手起用を敢行。2球目で二ゴロに打ち取った。
 日本ハムでの野手登板は1974年(昭和49年)9月29日(南海戦)で、中西太監督が「ファンサービス」の意味を込めて、捕手登録だった高橋博士に1試合で全てのポジションを守らせて以来、52年ぶりのことだった。

 メジャーリーグでは9回で8点差以上のビハインド、10点差以上のリードなら野手の登板はOK、というルールがある。もちろん日本には、そうしたルールはない。
 話題だけの賞味期間はそろそろ、限界にきていることは確かだが……。

(小田龍司)

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